飛行機が遅延する事はたくさんありますので事前準備を
2023年9月15日、雷の影響で地上での航空機の誘導や荷物の積み降ろしなどを行うグランドハンドリング作業が中止となり全国の便で大幅遅延が発生しました。
羽田からの便が無ければ、羽田に向かう便が出ませんので、地方空港の身としてはひたすら待つのみです。予定から2時間20分の遅延で出発は22時40分です。羽田着は24時30分過ぎで公共交通機関は完全に終わっています。
羽田からの出発が遅延しているならそのタイミングでJALアプリやメールで通知してほしいですが、通知が来ず空港について、保安検査が完了し出発時刻を過ぎてからの2時間20分遅れの案内です。案内が遅すぎます。ANA便は早い段階で案内していましたので、JAL便とのサービスレベルの落差を感じます。
北ウイングも南ウイングも羽田空港24時過ぎに複数便が到着し、空港はカオス状態です。
JALの返金は5,000円上限
JAL便に乗っていましたが、天候起因の遅延の為、補償は5,000円上限です。(2023年9月時点)
出発までに羽田24時以降の着が確定していましたので、事前に申請用紙が配られていました。対象は公共交通機関で帰宅できない事に伴う、タクシー代と宿泊費です。
深夜のタクシーは深夜料金が加算されますので、モノレールなら492円いける浜松町まででも、10,000円近くかかります。空港に隣接しているホテルは満室で予約はまずとれません。
22時以降に到着する便は沢山ありますので、深夜到着便を利用する時は注意が必要です。天候免責がありますので、本来は補償はありません。なので自分でなんとかするという意識が必要です。
羽田空港深夜到着時の野宿方法
羽田空港の第一・第二は24時間運営ではありません。最終便が到着した後は、全員出てくださいと人払いが始まります。深夜外に放り出されで何をすればいいのか、ここで運命の選択が始まります。
羽田空港第一・第二が朝まで空いているか
天候事由等で多くの便が深夜に空港に到着した場合、朝まで開けてくれる場合があります。
2023年9月15日、雷の影響で昼間2時間空港利用が停止して遅延が発生した際、羽田空港第一ターミナルは朝まで解放されていました。JALの人が毛布や飲み物やカロリーメイトを置いて行ってくれていました。嬉しいサービスですので1個づつ貰いました。
ただ注意点があります。24時間開放のアナウンスはありません。なので24時間開放かは職員の人に確認する必要があります。
今回はタバコをすって出てきたら、早々にブランケットや飲み物を配っていたので、24時間開放と気が付くことが出来ました。
羽田第三ターミナルに移動するかタクシーで帰宅するか(第一・第二の開放が無い時)
深夜のタクシー代は高額です。大田区在住ならいいかもしれませんが、東京・千葉・埼玉だとタクシー代も高額になります。以前タクシーで帰宅したら24,350円かかり、2度と乗るまいと決意しました。
24時30分まではターミナルバスが走っていますので、無料で移動する事も可能です。品川行の最終は23時48分・浜松町行の最終は23時42分です。
野宿の物資を確保
寝るにしても空港の中はエアコンがかかっていますので、涼しくなります。
快眠のためには、適度な保温も大事ですので、ブランケットを確保したのち、飲み物を確保します。もちろん空港内の自販機でも買えますが、無料で配布しているなら無料のほうを選択します。
伊藤園とかのナショナルブランドではなく、JALのプライベートブランドの飲み物が配布されていました。
羽田第一ターミナルで寝る場所を確保→2階の出発ロビーに行く
多くの人が到着ロビーである1Fで椅子や寝れる場所を探します。早い者勝ちでカオスです。人によっては地面で寝ています。子供から高齢者まで多くの人がいて混んでいます。
羽田空港での野宿は特別な物という認識がありましたが、多くの人がやっています。
座って寝るではよく眠れませんので、横になって寝れる場所を探すなら、早々に2Fの出発ロビーに移動がベストです。
出発ロビーは到着ロビーと違ってスカスカです。ただ難点があります。飛行機は6時から飛び立ちますので、朝5時前には出発ロビーに人が集まってきます。(始発電車が走る時間なので問題は無し)
寝る場所を確保する→キッズスペースがベスト
2Fの出発ロビーは人が少ないので場所が選び放題です。4人掛けのソファーや正方形の大きなソファーの上でも寝る事が可能です。
ただ一番のおすすめはキッズスペースです。普段は子供の遊び場ですが、25時に遊ぶお子様はいません。靴下を脱いでゆっくり横になれます。
皆考える事は同じで、寝る前には自分以外に2人がいました。3人利用なので十分なソーシャルディスタンスもあります。土足厳禁ですので、キャリーケースの上に靴は置いておきます。
就寝前の準備
空港野宿はホテルではありませんので、シャワーがありません。なのでボディシートで汗を拭きとります。アイスノン 極冷えボディシートはシートが大きくお気に入りのアイテムです。
その後、トイレで歯磨きを済ませ、下着を着替えます。50のおっさんですが、一日着た下着で寝る気持ちにはなれません。心配性なのか飛行機を使用する際はトラベルグッツを持参していますので、大抵の事はなんとかなります。参考までにマイトラベルグッツを紹介します。
- タオル・ボディシート・ウエットティッシュ
- 頭痛薬・風邪薬・咳止め・下痢止め・鼻水止め・トローチ
- マスク10枚
- 携帯歯磨き
- 予備の下着・靴下・眼鏡・glo(電子タバコ機器)・glo2箱
- モバイルバッテリー・iPhoneケーブル・タイプCケーブル・USBケーブル
- 筆記用具
このセットをリュックサックにいれています。今回野宿で一番役立ったのが、ネックピローです。人間まくらがないと快眠できません。無印の商品を6年近く使っていますが、いまだ破損も無く長持ちしています。
モノレールは5時に開門します
5時13分の始発に乗るため、5時までにモノレールの改札についたらまだ空いてませんでした。5時になったら空きました。
羽田空港で寝る事はなるべく避けたいですが、タクシーで帰宅したら自分は24,000円の出費でしたので大きな節約が出来ました。6時半前には家につき、シャワーを浴びれば、普通の日常を再開できます。