【6-10】イギリスのYouTubeから学ぶ電気代・20の節約術

イギリスの電気代高騰は日本とは比較になりません

検索エンジンでイギリス(United Kingdom)・電力・価格・1kwhで検索すると、驚くべき検索結果が出てきます。1kwh当たり50ペンス。1ポンド160円としても半分で80円です。高すぎる。

東京電力の従量電灯料金は1kw19.88円から最大でも30.57円です。500kwhをイギリスで使ったら40,000円です。1年で電気代だけで48万円。厳しすぎます。更に読み込みます。

How much does a kWh cost in the UK? The average kWh cost of standard electricity in the UK is, as of today, 50.65 pence per kWh, according to the Department for Business, Energy & Industrial Strategy (BEIS). For gas it is 15.73 pence per kWh.

1kwh80円はコストでした。物を売るには当然利潤が加算されますので、販売価格はもう少し上です。

  • These are just the national averages. Different regions of the UK pay more or less for their energy

住む地域によって多少違うと記載はありますが、電力の単価は多少の違いがあれど、発電方法が同じなら大きな差はないと考えます。平均年収が日本とは違うとはいえ、この請求額は厳しい。

そんな状況のイギリスですが、この電気代高騰に耐える為、イギリスではどのように電気代を節約しているかのユーチューブで学んでみました。

ナショナル・ミニマム(国が保護する最低生活電気水準・月120kwh)以下

単身赴任先のデータですが、夏場のピークでも一月116kwhで暮らしています。ナショナルミニマムのおかげで電気料金は、120kwhまでは安く設定されており、現在規制料金の見直しが進んでいますが、この仕組みは大事だと考えますので、規制料金が値上がりしたとしても、120kwhまでの料金は低めに設定してほしいと考えていました。

ただ現実は規制料金プラン含めて値上げの認可申請が、地域電力会社で行われています

電気を冷暖房で使わない5月は50kwh以下と自分で驚くぐらい電気を使っていません。国が保護する最低生活電気水準と言っても、ロウソクに火をともすような状態ではありません。夜はしっかり電気をつけ、TVをみたり、ホームページを作ったり、勉強したり必要な電気は使っていますので、苦労して節約をしている感じはないです。

一方でマイホームの電気代は高騰しています。現在は燃料費調整単価がないアクアエナジー100に切り替えましたが、直近1年の電気使用量の合計は5,713kwhです。そんな電気を使用している認識はないですが、夜遅くまで起きているので電気を使っています。

朝の6時ぐらいから活動を始めて、夜の21時以降がピークを迎えます。その後26時(深夜2時)ぐらいまで電気を使っているので、この使用量になっています。

国も節電には積極的です。資源エネルギー庁の節電サイトには沢山の節電情報が載っていますので、調べなくてもこのサイトだけで節電術が学べます。色々な節約術をエビデンスをつけて解説されているので、勉強になります。

電気代は生活をする以上必ず発生する固定費に近いものと考えているので安価であればあるほど嬉しい。という訳で、更にイギリスのユーチューブから電気代を抑える術を学びます。



20 Ways To Save Electricity at Home  (自宅で出来る電気の節約方法20)

自宅で出来る電気の節約方法20を学びます。チャンネルのネーミングがいいですよね。1ペニーを節約という感じで、塵も積もれば山となるという事を意味しています。(英語の解釈が違っていたらすみません)

このチャンネルはUKですので、英語です。なのでノーマルスピードだとついていけませんが、ユーチューブは便利です。字幕も表示出来ますし、スピードも0.75倍でゆっくり聞けます。英語のお勉強にもなりますので一石二鳥です。

一番節約すべきは時間(時間は無限ではなく有限であり、時間の節約が色々な事をする時間を作ってくれます。)ですので、英語の勉強をしながら節約も勉強できるので得した気分です。興味がある事だと、拙いスキルではありますが、なんとなく理解できるのが不思議です。

6個目・冷水で洗濯をする(Wash clothes in cold water)

洗濯は冷水で行う40度のお湯は高温すぎるので30度ぐらいが適度です。温水で洗濯をする事は電気を大量に消費しますので、大きな節電につながります。

温水で洗濯をすると確かに汚れも落ちやすいですが、温水で洗うという発想はありませんでした。水をお湯にするのは大きなエネルギーが必要です。ガス代の多くはガス給油器に使われています。維持費が高そうです。

ただ水だと油脂は落ちませんが、お湯だと油脂も綺麗に落とせそうです。勢いのあるアイリスオーヤマでも温水洗浄機能付きの洗濯機が売られています。

ただ昔から水で洗っていて困ったことはありません。確かに温水の方が匂いもとれそうですが、家の洗濯機に温水選択機能がありませんので、毎回水で洗っています。この節約術は既に実践済みです。

7個目・服とお皿は外で乾燥(Dry clothes and dishes outsaide)

太陽のエネルギーは偉大です。地球と太陽の距離は1億4960万kmありますが、その熱が届いているのがすごい。自然の恵みを利用して、洗濯乾燥機や浴室乾燥機を使わないで、自然光で乾燥させましょう。それが一番の節約です。

乾燥機の使用電力を見てみると、1,390wと記載があります。1kwh27円で計算をしてみると、27円×1.39khwで37円です。3時間使って、111円です。毎日洗濯したら月3,330円も乾燥代にかかっている計算です。イギリスの電気代は日本とは比較にならないぐらい高いです。ロンドンで1kwh当たりの単価は51.1ペンスなので、1ポンド160円で計算して82円です。高い。去年が30円で日本とほぼ同じぐらいですので、如何に高騰しているかがわかります。乾燥機1回で342円はあまりに贅沢です。

時短のために便利な乾燥機ですが、電気代高騰の影響で使いにくくなっているのは辛すぎる。ロンドンでみると前年比で2.7倍に電気代の単価が上がっています

時短家電として便利な食洗器ですが、ペニーセーバーでは、食洗器の中に置かず、食器を外に出して乾燥を推奨しています。我が家には食洗器がないので、毎回手洗いをして、食器を斜めに立てかけて、自然に水切りをしています。なのでこの節約術は実践済みです。

食洗器がない家庭としては、無くても十分暮らせますし、困らないという感覚です。(ただ使ってみたら便利で手放せないのだと思慮します)

8個目・効率的な家電に買替(Upgade to more efficient appliances) 

これを機会に省エネ家電に買い替えてみてはいかがでしょうか。

買替の時期が来ているのであれば、より効率的な家電への買い替えがお勧めです。EUではトリプルAの家電であれば多少高くても長期的にみれば、エネルギーコストがさがるのでお得です。

日本でも省エネ家電への買い替えは有効な打開策です。(ただ省エネ家電はお高めです。)どの家電を買えばいいのだろう。そんな声にお応えするかのように素敵なサイトが展開されています。省エネ製品情報サイトです。

試しに昨年購入したエアコンは「三菱電機・霧ヶ峰Zシリーズ・MSZ-ZW5620S」を検索したら掲載されていました。冷房能力は5.6kwです。期間消費電力は1,681kWhです。年間の電気料金は、1kWhの電気料金の単価を27円とすると、45,387円です。

この家電をイギリスで使ったら、年間で85,899円です。省エネ家電に買い替えたくなる気持ちがわかります。PAYPAY祭りを利用して10万円購入していますので、3年の差分で本体が買えてしまいます。

今回検索したら2022年日立白くま君が、冷房能力は5.6kwで、期間消費電力は1,581kWhと最も省エネ家電でした。ただ当時検討した結果、三菱を購入していますので後悔無しです。けど省エネ家電にしておいとよかったあ。

【2021年エアコン買い替え時の判断】
エアコンは年間で5万円近く電気代を使用する家電です。10年間は使用する前提で10年間の電気代を考えて最安値の商品を検討します。省エネ性能・星5個以上の製品を価格コムで調べてみます。日立の省エネ性能が高いですが、最安値の三菱とは8万円以上の差があります。年間の電気代の差は2,700円なので10年で27,000円と考えると、この価格差を埋めることは出来ません。

冷蔵庫が2009年12月購入で13年経過しました。買い替え時期になっていますので、このサイトを参考に探してみます。冷蔵庫の電気代は10年前に比べると約半分になっているようです。急がねば。。

9個目・快適コスト削減のためにエアコンの集中管理(Install Programmable Thermostat for comfort & savings)

この発想も昭和生まれの自分にはなかったです。この装置を付ける事で、快適になるだけでなく、エネルギーコストも削減できます。

節電というと我慢するだけで忍耐を強いるイメージがありますが、快適さを求められるのはいいですね。

この商品はWIFIで家屋の室温をコントロールできる優れものです。エアコンは電源をONにして室温を上げ下げする時に、一番電気がかかるので、空調が一定であれば電気代がかからないで、且つ快適という考え方です。イギリスってすごい。進んでいます。スマートホームのような感じです。もともとセントラルヒーティングが広がっている国ですので、以前は手動でしたが、時代の進化で無線化したものです。

一方で、今はリモコンの一括管理を可能とした商品が沢山出ていますので、Programmable Thermostatを導入しなくても屋内の温度コントロールは出来そうです。日本ではエアコンで個室を暖める事は浸透していますが、セントラルヒーティングはあまり広がっていない印象です。

エアコンの電気代を使うのは始動の時です。暑い部屋を涼しく、寒い部屋を暖かくするのに、必要以上に設定温度を下げたり・上げたりしてしまいます。リモートで操作可能なら急ぐ必要はありませんので、適温で部屋を冷やす・暖める事も可能です。今のエアコンは付属アプリから電源のON/OFFや温度のコントロールも可能です。

我が家には部屋全体を暖めるセントラルヒーティングはありませんので、エアコンは霧ヶ峰のアプリで室温コントロールを実施します。

エアコンのアプリが無くても今はSwitchBotという商品が売っていますので、赤外線のリモコンであれば、WIFI経由で集中管理が可能です。便利な時代になりました。安い商品だと3,000円以下のものもありますので、気軽にチャレンジ出来るのも魅力です。

10個目・冷蔵庫の温度を少し調整(Notch your refrigerator temperature)

冷蔵庫の温度を少し調整する事で節約につながります。

部屋が暑い夏場は食品の安全の点でも強でよいかと考えますが、冬場はそもそも寒いので、強で冷やす必要はありません。

そもそも我が家では強を使ったことがありません。基本は中にしておいても食品は傷むことなく美味しく食べられています。写真のように一杯に詰めないで隙間を作っておくことも大事です。

動画で解説