2009年製日立冷蔵庫465㍑の電気代検証→カタログ値の1.44倍の電気を消費

購入当時は年間消費電力量360kWhと宣伝(13年後は522kWh)

2009年12月に123,400円(日立・R-S47YM・465㍑)で冷蔵庫を買いました。転勤族の為、ビッグ&スリムというキーワードに惹かれ家電量販店で買いました。早13年故障なく使えています。

スリムなのにたくさん入ります。とても便利で、壊れる様子もありませんので使い続けています。

ただ形あるものは経年劣化します。新品当時はそのスペックでも何年も使っていると経年劣化し性能が落ちてきます。マイカーも既に製造から14年経過していますが、加速が以前ほど得れなくなっています。

カタログをみると年間電力使用量360kWhなので、1日約1kWh、電気単価34.3円をかけると年間12,348円です。月1,029円なので意外と安い。1日34.3円です。

冬場で室温が低いので、夏場より電気使用量は少なくなりますが、実際に一日あたりいくらの電気代がかかっているのかワットチェッカーで計測してみます。

計測方法(29時間計測して29で割って24をかけた)

冷蔵庫の電気利用量は一定ではありません。中に温度計がセットされており、冷蔵庫内が所定の温度であれば冷やす機能はとまり、電気使用量は少なくなります。

なので24時間計測行い、どのぐらい電気使用量があるの確認します。1日の使用量がわかれば365日をかける事で年間の使用量・金額が導き出せます。気が付いたら29時間を過ぎていました。。

冷蔵庫の寿命は12-3年と言われており、寿命は超えています。カタログ通りであれば電気使用量は1日1kWhで34.3円のはずです。2023年2月に計測を実施しました。



2009年製465㍑の実際の電気料金は1日48.8円(カタログの1.44倍)

実際に計測してみたらカタログ値とは全然違います。やはり劣化しています。29.5時間で1.75kWhの電力を消費していました。29.5時間で割って24時間をかけると1日で1.42kWhで48.8円になります。冬場でこの金額ですので夏場はもっとかかりそうです。

カタログだと年間360kWhですが、13年使用後の実測値は年間518kWhの見込みです。カタログ値の1.44倍です。2023年1月の電気単価34.3円をかけると年間で17,778円です。12,348円だと思っていたのにショックです。5,430円も年間で違っていました。

後継機種は470㍑と容量が5㍑増えていますが、年間の電気使用量は269kWhしか使いませんので、電気代は9,227円です。今と比べると年間で電気代の差が8,551円。冷蔵庫の年間電気使用量が500kWhを超えているのは衝撃です。業務用の巨大冷蔵庫でも年間390kWhです。

10年で約85,000円の差分があります。465㍑の冷蔵庫は15万以上しますので購入するには勇気がいりますが、買替を検討します。今は多くの自治体で省エネ家電の購入に対して補助金を交付していますので購入のチャンスです。

電気代で85,000円安価になって補助金で30,000円なので18万円の冷蔵庫を115,000円割引で買う効果があります。

動画で解説