- イギリスはG7の中で一番エネルギーコストが上がっています
- ナショナル・ミニマム(国が保護する最低生活電気水準・月120kwh)以下
- 20 Ways To Save Electricity at Home (自宅で出来る電気の節約方法20)
- 16個目・家電を常にメンテナンスする(Maintain appliances regularly)
- 17個目・断熱材のメンテナンスをする(Maintain energy-saving inslation)
- 18個目・タイルの上のカーペットをひく(Use carpets on tiles)
- 19個目・圧力鍋を使う(Use a pressure cooker)
- 20個目・夜間電力で電気自動車の充電・洗濯を行う(Wash clothes at night)
- 動画で解説
イギリスはG7の中で一番エネルギーコストが上がっています
日本では電気代の上昇がニュースになっていますが、イギリスのそれとは比較になりません。日本の2022年の上昇率が16.46%に対してイギリスでは57.1%です。きついと思っていたらイギリスはもっときつい状態です。
登録者数500万人をこえるSky Newsがとても分かりやすく解説しています。日本でもそうですが、アナウンサーの発音は聞きやすいです。発音もそうですが、メリハリがあって、聞いていてプレゼンテーションをみているかのようで引き込まれます。lookと資料に目線を向けさせpretty big number やjumped upで語気を強める。 こんな風に喋れたらcoolです。よく国外からの旅行者相手に観光案内している高齢者がいますが、あの姿にあこがれています。日本の歴史を知っている高齢者が日本を案内。老後にそんな姿を夢見て英語は勉強中です。思わずお気に入りに登録をしてしまいました。(この動画のリンクはこちら)
更にニュースを見ていると衝撃の記事の紹介をしています。所得階層別に光熱費の負担が何%になるかですが、この記事では1週間に245ポンド(40,425円)支出する層が低所得者層・590ポンド(97,350円)支出する層を中間層・1,200ポンド(198,000円)支出する層を高所得者層としています。
2022年10月それぞれの家庭支出におけるエネルギーコストの割合も紹介されています。低所得者層で20%・中間層でも10%を超えています。支出における光熱費の割合が20%は非常事態です。20万で暮らしている人にとって4万円の光熱費ですので、政府の支援が必要なレベルです。
実際に政府もエネルギーコストの支援を実施しています。Energy Price Guaranteeとして電気代の上限を保証していますが、その上限額が高い。Londonで1kwh(クレカ後払い)あたり36.815ペンスです。日本円で1kwh当たり61円です。日本は27円ですのでほぼ倍です。
そんな状況のイギリスですが、この電気代高騰に耐える為、イギリスではどのように電気代を節約しているかのユーチューブで学んでみました。
ナショナル・ミニマム(国が保護する最低生活電気水準・月120kwh)以下
単身赴任先のデータですが、夏場のピークでも一月116kwhで暮らしています。ナショナルミニマムのおかげで電気料金は、120kwhまでは安く設定されており、現在規制料金の見直しが進んでいますが、この仕組みは大事だと考えますので、規制料金が値上がりしたとしても、120kwhまでの料金は低めに設定してほしいと考えていました。
ただ現実は規制料金プラン含めて値上げの認可申請が、地域電力会社で行われています。
電気を冷暖房で使わない5月は50kwh以下と自分で驚くぐらい電気を使っていません。国が保護する最低生活電気水準と言っても、ロウソクに火をともすような状態ではありません。夜はしっかり電気をつけ、TVをみたり、ホームページを作ったり、勉強したり必要な電気は使っていますので、苦労して節約をしている感じはないです。
一方でマイホームの電気代は高騰しています。現在は燃料費調整単価がないアクアエナジー100に切り替えましたが、直近1年の電気使用量の合計は5,713kwhです。そんな電気を使用している認識はないですが、夜遅くまで起きているので電気を使っています。
朝の6時ぐらいから活動を始めて、夜の21時以降がピークを迎えます。その後26時(深夜2時)ぐらいまで電気を使っているので、この使用量になっています。
国も節電には積極的です。資源エネルギー庁の節電サイトには沢山の節電情報が載っていますので、調べなくてもこのサイトだけで節電術が学べます。色々な節約術をエビデンスをつけて解説されているので、勉強になります。
電気代は生活をする以上必ず発生する固定費に近いものと考えているので安価であればあるほど嬉しい。という訳で、更にイギリスのユーチューブから電気代を抑える術を学びます。
20 Ways To Save Electricity at Home (自宅で出来る電気の節約方法20)
自宅で出来る電気の節約方法20を学びます。チャンネルのネーミングがいいですよね。1ペニーを節約という感じで、塵も積もれば山となるという事を意味しています。(英語の解釈が違っていたらすみません)
このチャンネルはUKですので、英語です。なのでノーマルスピードだとついていけませんが、ユーチューブは便利です。字幕も表示出来ますし、スピードも0.75倍でゆっくり聞けます。英語のお勉強にもなりますので一石二鳥です。
一番節約すべきは時間(時間は無限ではなく有限であり、時間の節約が色々な事をする時間を作ってくれます。)ですので、英語の勉強をしながら節約も勉強できるので得した気分です。興味がある事だと、拙いスキルではありますが、なんとなく理解できるのが不思議です。
16個目・家電を常にメンテナンスする(Maintain appliances regularly)
家電を常にメンテナンス(お掃除する)する事を推奨しています。これは日本でも同じですね。
掃除をする事で気持ちがスッキリするだけでなく、家電の性能も戻ります。エアコンのフィルターを掃除することは空調効率の上昇につながりますので、月1回お掃除しています。今は自動フィルター清掃機能がついているエアコンも多いので、フィルターを見て必要に応じてという事でよいかと考えます。
- エアコンのフィルター掃除(月1回目安・5-10%の節電効果あり)
- 洗濯機の乾燥フィルターの掃除
- 24時間空調の空調口の掃除
- 掃除機の掃除(意外とゴミが貯まっていて吸引力が落ちます)
- 照明の掃除(照明本体だけなくカバーも拭くと明るくなります)
- TV画面の掃除(汚れていると画面が暗くなります)
- パソコンのファン空気口の掃除(熱を吐き出しやすくします。)
パッと思いつくだけで7個ぐらい気を付けるポイントがあります。家は綺麗なほうがいいので、掃除はまめにする派ですが、その行動が節電につながります。
17個目・断熱材のメンテナンスをする(Maintain energy-saving inslation)
この発想はなかったです。建売住宅を買って20年。外壁塗装も未だしておりませんので、断熱材は購入当時のままです。
そもそも屋根裏をのぞき込むことが殆どの人にとって馴染みのない作業です。テレビアンテナをつけるために屋根裏にはいりましたが、それ以降入場していません。断熱材の上を歩いてビニールが破れたことを思い出しました。
断熱材の痛みはエネルギーの消費を増大させます。断熱材を確り屋根裏にいれることで、冷やされた・暖められた空気を保温することが出来ます。そうする事でエアコンのフル稼働を防止し電気代を節電しようという取り組みです。
業者に依頼するにもお金が掛かりますので、自分でDIYの動画をみて行う事も可能と紹介されていました。確かに断熱材は敷くだけですので、DIYのレベルとしても難しくはないと考えます。1階と2階の間は既に床があるので出来ませんが、屋根裏は点検口から入れますので、冬の内に取り組みます。
以前テレビアンテナを100円ショップで買った台の上に置いた時、屋根裏には引いてあったのですが、屋根に施行されていない事に気が付きました。
断熱材は服と同じで厚さが大事です。屋根裏を見たら10cmの厚さもないので、この上に重ね着という意味で、もう一枚おいてみます。
18個目・タイルの上のカーペットをひく(Use carpets on tiles)
日本だと屋内にタイルがひいてあるのはお風呂場ぐらいかと思いますが、フローリングも冬場寒いですよね。そんな時はニトリで買った3畳のカーペットをリビングにひいたりしていました。
今はマイホームに戻りガス床暖房で部屋を暖めていますので、カーペットは使わなくなりましたが、賃貸に住んでいた時期はこのテクを使っていました。カーペットは色々な種類・サイズがありますので、どの家庭でも使える節約術です。
19個目・圧力鍋を使う(Use a pressure cooker)
圧力鍋と聞くと、爆発するのではと思っていた時期もありましたが、とても便利な調理器具です。電気圧力鍋・ガス圧力鍋の2種類がありますが、電気ガスいずれにせよ、時間短縮調理が可能なので、加熱時間が減る事で節電・節ガスにつながります。
水の沸点は100度ですが、圧力鍋は発生した水蒸気を内部に閉じ込め圧力をかけるので、沸点があがります。つまり100度以上の高熱で調理ができますので、火の通りが速くなるわけです。理科の実験みたいです。
生活家電はT-falがお気に入りです。アイロンを最初に使って、その使いやすさに感動して使い続けています。しかもアウトレットに大体出店しているので安価に購入出来ます。T-falのサイトを確認すると、114度で調理し調理時間3分の1です。つまり調理に関わる電気代を3分の1に出来ます。
電気圧力鍋は自動調理機能がついていますので、とても便利そうです。爆発しそうというイメージがあって使っていませんでしたが、今度アウトレットで買ってみようと思います。
20個目・夜間電力で電気自動車の充電・洗濯を行う(Wash clothes at night)
夜間電力は安価なので、夜間の電力で電気自動車の充電や洗濯を行う事を推奨しています。
ただ我が家は電気自動車はなんて最先端の乗り物は持っていません、製造年は2008年の中古車を壊れても修理しながら乗り続けています。洗濯は効果がありそうです。仕事が終わったら洗濯機にいれて、朝起きたら乾いている。これは便利ですね。
我が家はアクアエナジー100を契約しています。計算を分かりやすくするために月600kwhの利用を想定します。2022年12月は600kwhを超えそうな勢いです。
600kwh利用で平均単価は1kwh当たり27.2円です。利用分の料金が16,320円です。
東京電力・夜得12プランで昼の料金をみると1kwh当たり34.39円もします。これに基本料金とアクアエナジー100ではかからない燃料費調整単価を足したら我が家の電気利用状況では逆に高くなってしまいそうです。
電気をあまり使わない時間が昼・夜で同じ時間なので我が家には適用できない節約術でした。以前は夜間電力は安価でしたが、2022年10月から東京電力は値上げをしており、申込前にメリットがあるか試算してからにしましょう。