値引施策は2024年5月利用分で終了・今後どうする
2022年夏から始まった電力クライシスですが、ついに値引き施策が終了となります。この2年は光熱費の値上で苦しい期間でしたが、割引施策もありなんとかしのでいで来ましたが、それも5月利用分で終了。
最終月は1kWhaあたり1.8円引かれますが、今後夏を迎えるにあたって不安しかありません。今後の対策を考えます。
燃料費・平均の貿易統計価格推移
2023年夏以降、燃料費は下落傾向でした。2023年6月に値上げ認可がされ、燃料費の基準値を86,100円に引き上げましたが、その後燃料費は下落していますので、燃料費の割引が続いています。東京電力の燃料費基準価格は86,100円なので、想定より平均の貿易統計価格が安価な為、割引が続いていますが、2023年12月以降、徐々に値下げ幅が縮小していますが、2024年6月分は少し割引額が増えました。
この半年の平均は▲5.85円ですので、大きな経済環境の変化がなければ、このままのトレンドで推移しそうです。為替相場について語る知識はありませんが、円安けん制姿勢のニュースも出ていますので、このまま燃料単価は維持という楽観的な考えです。(為替は先が読めません)
平均の貿易統計期間 | 平均の貿易統計価格 | 燃料費調整単価 | 対象月 |
2022年8月~2022年10月(東京電力・関東) | ¥100,200 | ¥12.99 | 2023年1月 |
2022年9月~2022年11月(東京電力・関東) | ¥100,400 | ¥13.04 | 2023年2月 |
2022年10月~2022年12月(東京電力・関東) | ¥94,600 | ¥11.69 | 2023年3月 |
2022年11月~2023年1月(東京電力・関東) | ¥88,400 | ¥10.25 | 2023年4月 |
2022年12月~2023年2月(東京電力・関東) | ¥83,900 | ¥9.21 | 2023年5月 |
2023年1月~2023年3月(東京電力・関東) | ¥78,300 | ¥7.91 | 2023年6月 |
2023年2月~2023年4月(東京電力・関東) 基準燃料価格86,100円へ引上 |
¥72,400 | ▲¥2.95 | 2023年7月 |
2023年3月~2023年5月(東電・全エリア) | ¥63,100 | ▲¥4.21 | 2023年8月 |
2023年4月~2023年6月(東電・全エリア) | ¥57,600 | ▲¥5.22 | 2023年9月 |
2023年5月~2023年7月(東電・全エリア) | ¥54,800 | ▲¥5.73 | 2023年10月 |
2023年6月~2023年8月(東電・全エリア) | ¥53,500 | ▲¥5.97 | 2023年11月 |
2023年7月~2023年9月(東電・全エリア) | ¥52,400 | ▲¥6.17 | 2023年12月 |
2023年8月~2023年10月(東電・全エリア) | ¥52,500 | ▲¥6.15 | 2024年1月 |
2023年9月~2023年11月(東電・全エリア) | ¥53,000 | ▲¥6.06 | 2024年2月 |
2023年10月~2023年12月(東電・全エリア) | ¥54,500 | ▲¥5.78 | 2024年3月 |
2023年11月~2024年1月(東電・全エリア) | ¥54,900 | ▲¥5.71 | 2024年4月 |
2023年12月~2024年2月(東電・全エリア) | ¥55,300 | ▲¥5.64 | 2024年5月 |
2024年1月~2024年3月(東電・全エリア) | ¥54,400 | ▲¥5.80 | 2024年6月 |
値引き終了後・夏場・40A・600kWh利用で試算
40A・600kWh利用で試算 | 東京電力 従量電灯B |
東京電力 従量電灯B 2021年8月 |
東京電力 アクア エナジー100 |
40A基本料金 | ¥1,247 | ¥1,144 | ¥2,347 |
最初の 120kWh まで単価 | ¥29.80 | ¥19.88 | ¥23.66 |
最初の 120kWh まで料金 | ¥3,576 | ¥2,386 | ¥2,839 |
120kWh超300kWhまで単価 | ¥36.40 | ¥26.46 | ¥23.66 |
120kWh超300kWhまで料金 | ¥6,552 | ¥4,763 | ¥4,259 |
300kWh超単価 | ¥40.49 | ¥30.57 | ¥30.40 |
300kWh超料金 | ¥12,147 | ¥9,171 | ¥9,120 |
再生エネルギー賦課金(3.49円) →2024年5月から適用 |
¥2,094 | ¥2,016 | ¥2,094 |
燃料費調整単価(2024年5月試算) | -¥5.80 | -¥3.11 | ¥- |
燃料費調整料金 | -¥3,480 | -¥1,866 | ¥- |
電気代合計 | ¥22,136 | ¥17,613 | ¥20,659 |
電気料金高騰の3年前と東京電力従量電灯Bで比較してみると、3年前対比で125%です。金額で4,500円の負担増です。当時アクアエナジー100は環境意識が高い人が使う電気プランという印象通り、当時はアクアエナジー100の方が高かったですが、今は従量電灯Bより7%も安価です。
我が家はアクアエナジー100で今年の夏も乗り切りますが、そもそも電気代が20,000円を超えるというのがきつい。なので改めて節電に取り組みます。
長続き出来ている節電アイディア
節約は根を詰めると長続きしません。この3年間継続している夏場の節電術を紹介します。
冷感マットレス
夏場の電気代高騰の要因は就寝時のエアコンです。冷感マットレスを使って、エアコンの設定温度を高めにして電気代を節約します。
エアコンのお掃除
毎年夏場に入る前はエアコンのお掃除をします。お掃除をする事で冷房効率が高まり節約につながります。気持ちがスッキリするというおまけもつきます。
冷蔵庫に物を詰めない
冷蔵庫の電気利用量は一定ではありません。中に温度計がセットされており、冷蔵庫内が所定の温度であれば冷やす機能はとまり、電気使用量は少なくなります。
なので24時間計測行い、どのぐらい電気使用量があるの確認します。1日の使用量がわかれば365日をかける事で年間の使用量・金額が導き出せます。実際に計測してみると1日48.8円である事が分かりました。
1ヶ月で1,500円・年間で18,000円です。年間の電気料金の13%ぐらいを占めていました。沢山食べ物を詰めると冷蔵庫が頑張って電気代があがりますので、冷蔵庫の中は最低限にしています。
隙間風ガード
隙間風を防止する事で熱喪失(heat loss)を10-20%削減する事が出来ます。20%は言いすぎな感じがしますが、隙間風対策は重要です。隙間風対策は海外でも行われています。アメリカのAmazonをみると、Draft Stopper(隙間風防止)としてwiener dog (ウインナードック)てが売られています。。このダックスフンドを窓やドアの下に置いておくようですが、発想が面白いですよね。
可愛いので欲しくなったのですが、ダイソーで買った隙間テープを施工済みですので、ウインナードックは買いません。
家にいない
家にいる時間が長いと電気代を使ってしまいます。外であれば電気代を使いません。夏は多少暑くても外に出かけて夏を感じる。チューブを聞きながらドライブすれば暑さも吹き飛びます。
お薦めは公営プールです。遊園地のプールは高額で逆にお金を使ってしまいますが、公営プールであれば、安価で適度な運動にもなります。