地上波TVアンテナを自分で設置して節約

地上波TVアンテナを自分で設置して節約(NHKは地上波契約)

新築戸建てを購入して20年経過しました。当時は戸建てはTVアンテナはついているものなのだろうと思っていたのですが、ついているのはTVアンテナケーブルの配線のみ

考えてみればTVアンテナは台風の時に飛んで行ってしまいそうですし、TVを見ない家庭、ケーブルTVで回線を引く家庭と様々な選択肢があるので、デフォルトとして屋根や外壁にTVアンテナを家の付帯設備としてつけておくのは不合理なのかもしれません。

そんな訳で我が家では、日本最大のケーブルTV会社であるJ:COMを利用してインターネット・TV・専門チャンネルをセットで契約してTVを受信していました。当時はTV以外のコンテンツはケーブルTVぐらいしかなく、アニマルプラネットが好きなので契約しました。

ただアマゾンプライム(年会費4,900円)やNetflix(790円から)など高い料金を払わなくても、自分の見たい動画コンテンツを見れる時代となり、ケーブルTVで専門チャンネルを見る必要がなくなり解約しました。

で困るのがTVアンテナです。TV配線はされているので、後はTVアンテナだけですが、ネットで調べると相場は法人に依頼すると、4万円もします。アマゾンでTVアンテナで見れば3,000円から売っています。

出張費と半日の作業で4万円は高すぎます。無料のTV電波を受信するだけで4万円も支払えませんので、自分で設置する事にしました。NHKの契約は地上波のみがリーズナブルですので、アンテナは地上波のみです。自分で設置すれば工賃はかかりませんし、地上波アンテナだけでNHK受信料も節約出来ます。

ネットショップでTVアンテナを購入→アマゾンで4,590円

家電と言えば家電量販店で実物を見たいとこですが、TVアンテナは売れ筋ではありませんので、量販店にはあまり売っていません。ネットショップで買う事になります。

アマゾンでTVアンテナと検索をすれば沢山出てきます。今は小型サイズや薄型まで色々な種類のアンテナが売っています。予算と口コミを見ながら気に入ったのを探します。TVアンテナの3大メーカーはマスプロ電工・DXアンテナ・日本アンテナなので、迷ったらこの会社の商品を選択すればよいと考えます。

価格は要チェックポイントです。自分は今は数少ない東芝家電が好きですので、アンテナも東芝にしましたが価格は4,590円でした。ホームページを作成するタイミングで価格を見たら14,800円になっていました。乱高下がすごい。

在庫数等も影響するのかもしれませんが、いつ見ても同一価格ではありませんので、注意が必要です。航空券も買うタイミングで価格は全く違いますので、価格は変動するものという認識が必要です。

どの業者がいいか判断できない問題

TVアンテナの設置は個人事業主から大手企業まで多くの参入があります。TVアンテナ自体の構造はシンプルで金額も高価なものではありませんし、生鮮品と違い腐りませんので、部品を個人で仕入れても十分事業として成立します。

このような業種は玉石混交ですが、いい業者を見つける一つの方法が
くらしのマーケット
です。個人事業主が多いですが、今までエアコンや壁紙の張替に利用させていただき、とても有効なサービスでした。口コミのいい個人職人の人に直接依頼できるのは便利です。

早速TVアンテナ代込みの値段を調べてみると個人事業主の人の相場は20,000円でした。安い。部品代が5,000円としても2時間ぐらいの作業で15,000円ぐらいのようです。適切な価格だと思います。ここから業者の人は20%のマージンがとられますので、ぎりぎりの線だと思います。

ただ当日確認してみて電波が弱い場合はブースター工事追加で20,000円とか、必要かどうか客観的に判断できないため不安が残ります。屋根の上や屋根裏など、自分がアンテナの向きを確認していない状態で電波が入りませんと言われても判断できず

東京タワーからの地上波送信が終わり、東京スカイツリーになってから電波の受信精度が高くなったといわれています。地上波はBSと違いTV電波塔の方向にアンテナを向けて受信するだけですので自分でやる事にしました。室内に置いても普通に受信できましたので、同じ方向で屋根裏に設置すればよさそうです。

アンテナの方向は簡単に見つかります

20年前はTVアンテナの方向を決めるのも一苦労でしたが、今はスマホ全盛期。悩みの多くはアプリで解決が可能です。

テレビアンテナというアプリを検索してインストールすれば、自分のスマホで最適なアンテナの方向を調べることが出来ます。

これはとても便利です。アンテナ設置の時しか使いませんが、これが無料で使えるのがすごい。試しにアンテナを室内でアプリが指す方向に向けてみたら普通に映りました。あっけない。

アンテナの設置場所は屋根裏に決定(屋根の上は危険)

TV電波は強力ですので、家の中でも受信できますが、家の中に置くと邪魔です。

昔からのスタンダードである屋根の上は、台風の時に飛んでいきそうですし、魚の骨のようなアンテナを屋根の上に置くのは見た目によくない。しかも倒れた時に微調整が面倒ですし、現実素人が屋根の上にあがるのは危険です。

次にデザインアンテナを壁の側面やベランダに付ける方法もありますが、壁の側面は素人にとっては危険ですし、壁に穴をあける時に失敗する可能性がありますので却下。ベランダにつけるのは危険はありませんが、ベランダは何もないのがスッキリしますし、掃除も楽なので却下。

という事で2Fの屋根裏点検口から屋根裏に入って設置する事にします。

設置は室内アンテナを屋根裏に置くだけ→設置部品100円

屋根裏には断熱材があります。最初にその上にそのまま置いたら断熱材のビニールが破れてしまいました。とても薄いビニールですぐ破れてしまいます。

なにか台を置いたほうがいいと思いダイソーで台所のシンク下等につかう台を100円で買ってきました。アンテナの前面を東京スカイツリーの方にむけて設置完了です。

慣れない屋根裏ですが、とにかく暑いし狭い。4月の涼しい時期にやりましたが、屋根裏は熱気がすごいです。夏場は熱中症の危険がありますので設置は控えたほうがいいです。暑いのでまずは100円ショップの台に置いてみます。

ここで痛恨のエラーに今更気が付きました。同軸ケーブルの差し込みがL型ではなくストレートです。これだと台に干渉してすぐに倒れてしまいそうです。しっかり設置をしたいのですが、暑さに耐えられず思考回路が停止状態です。同軸ケーブルは硬いので下に伸ばして断熱材にに押し付ければアンテナ本体の重さで安定します。

シンプルですが我ながらナイスアイディアです。仕上げに強力ゴリラテープで台に固定して終了です。自分の家でDIYですし、普段は見えない場所なのでテープ止めでも気になりません。見えないとこに気を遣うのがプロフェッショナルとNHKのTV番組で見ましたが、DIYは趣味ですので、そのこだわりはありません。ゴリラテープは本当に強力で安心感があります。最初に見つけた時は冗談のようなネーミングに驚きましたが品質は一級品です。設置後震度5の地震が一回ありましたが、TVは正常に映っています。プロが設置すれば、確りボルトナットで固定・屋根裏の柱に固定など万全だと思うのですが、もともと室内アンテナでしたので、置くだけ設置となりました。

室内(TVの横)にブースターを設置して完了→3,360円

この状態でTVは正常に映っていますが、DIYで設置している為、電波を最大感度で受信している自信は全くありません。なのでブースターを購入しTVアンテナとTVの間に設置しました。TVで受信レベルを確認してみるとフジテレビジョンが73日本テレビが43でした。地上デジタル放送のアンテナレベルの受信の目安は44以上と言われていますので、下限を下回っています。NGでした。

ただあくまで目安なので日本テレビは普通に映ります。NHKとTV東京が映れば、個人的にはこまりませんので、このままにしておくことにします。部品代8,050円・作業時間3時間と思ったより時間を要しましたが、自分で出来た事・節約できたので満足です。

動画で解説