キャリーバックのタイヤを自分で修理してみる

社会人になって初めて買ったキャリーバックのタイヤのゴムが取れてしまいました。バックを引いた時の音がとてもうるさいです。写真だと黒なので判りにくいのですが、プラスチックの周りにゴムタイヤを履かせる構造になっております。

購入して15年、社会人としての研修や出張でいつも使用していたので、なんの変哲もないバッグですがとても愛着があります。5,000円もあれば安いバッグは変えますが、タイヤが壊れただけなので買い換えはもったいない。という事で早速自分でなおしてみます。

最初は壊れたタイヤを外します。キャリーバックのネジは通常外れないようになっており、普通の十字・マイナスドライバーではとれません。なのでシャフトごと切ってしまうことにしました。

単身赴任中で工具を赴任先にもってきていないので100円ショップで金切りノコを買いました。100円で買えるのが今更ながらすごい。赤の印をつけた隙間にノコギリの刃をいれて切ります。

5分ぐらいやっていると簡単に切れました。あっけないほど簡単に切れます。

タイヤがとれれば後は外径・タイヤ幅・シャフトの太さを計測します。私のタイヤは「外径38mm・タイヤ幅15mm・シャフトの太さM6」でした。ホームセンターに探しにいきます。1件目にはありませんでしたが2件目の大きなホームセンターにいったらタイヤのみで販売していました。通販でも買えますがタイヤは100円前後ですし、1mm誤差があるとタイヤが干渉してうまく回りませんので、実物を持参してシャフトも合わせてから購入しました。

でここで大事なのがナットをどうするかです。ワッツシャーを1枚入れてナットで締めればいいやと考えるのは大間違いです。最初この発想で修理しました。家の中ではスムーズに動き問題なかったので、外に持ち出したのですが、外界は厳しい。アスファルトの地面は常にガタガタ。段差もあり常にタイヤには振動がかかります。。。なんと10分でナットが外れてどこかに行ってしまいました。その後は3輪状態で羽田空港に向かいました。

ふう。やはり素人が直してもダメかと心が折れそうになりましたが、以前TVでみた新幹線に使われている絶対外れないナットと評判のハードロックナットを思い出しました。これに交換すればいけるかも。。。結果大成功。

どんなにガタガタの道を通ってもまったく緩みません。すごい。感動です。しかも4セット入って150円。これでタイヤが全部壊れても対応できます。

今回はタイヤ90円・ナット150円・シャフト32円と300円で修理することができました。

5000円で新しいキャリーバックを買えます。少し足して3万もあれば機能性が高く頑丈なキャリーが買えます。ただ今回300円で直したらまた愛着をもってしまいました。引き続き大事に使っていきます。

最後にくれぐれもナット代は節約せず、2重のハードロックナットを使いましょう。しっかりはめれば日常の使用の中で外れることはありません。キャリーケースに15kgの荷物をいれ1時間近く歩きましたが全然大丈夫です。

左タイヤを直して1ヶ月。その間キャリーケースは2回使いました。合計5時間ぐらい使用。今度は右タイヤが壊れてしましました。ゴムタイヤはやはり劣化して割れてしまいます。やはり10年以上使っているので寿命ですね。早速右タイヤも交換します。今回は2回目の修理なので段取りよくいけました。

左タイヤは相変わらず元気に動いています。今回荷重のかかる2つのタイヤ(斜めにして動かすので実質2輪車状態)を直したので当分このキャリーケースを使っていけそうです。