イギリスの電気代高騰は日本とは比較になりません
On 8 September 2022, the government announced additional support for energy bills. This is called the Energy Price Guarantee which discounts the unit rate of electricity and gas. It means that from 1 October 2022 until 31 March 2023 a typical household will not pay more than £2,500 per year on their energy bill.
イギリスの電力会社OVO energy のサイトを見てみると驚くべき記載があります。2022年9月、政府が電気代の割引補償を提供。同じような事が日本でも2023年1月から始まりますが、そのあとに続く「標準世帯が年間 2,500 ポンドを超える光熱費を支払わないことを意味」という記載です。イギリスでは標準家庭で2,500ポンド(42万円)までは、支払う可能性があるという事です。2022年9月時点のアナウンスで、その後さらに負担が増加しています。
平均値でこの金額なので、平均年収が日本とは違うとはいえ、この請求額は厳しい。イギリスではどのように電気代を節約しているかのユーチューブで学んでみました。
ナショナル・ミニマム(国が保護する最低生活電気水準・月120kwh)以下
単身赴任先のデータですが、夏場のピークでも一月116kwhで暮らしています。ナショナルミニマムのおかげで電気料金は、120kwhまでは安く設定されており、現在規制料金の見直しが進んでいますが、この仕組みは大事だと考えますので、規制料金が値上がりしたとしても、120kwhまでの料金は低めに設定してほしいと考えていました。ただ現実は規制料金プラン含めて値上げの認可申請が、地域電力会社で行われています。
電気を冷暖房で使わない5月は50kwh以下と自分で驚くぐらい電気を使っていません。国が保護する最低生活電気水準と言っても、ロウソクに火をともすような状態ではありません。夜はしっかり電気をつけ、TVをみたり、ホームページを作ったり、勉強したり必要な電気は使っていますので、苦労して節約をしている感じはないです。
国も節電には積極的です。資源エネルギー庁の節電サイトには沢山の節電情報が載っていますので、調べなくてもこのサイトだけで節電術が学べます。色々な節約術をエビデンスをつけて解説されているので、勉強になります。
電気代は生活をする以上必ず発生する固定費に近いものと考えているので安価であればあるほど嬉しい。という訳で、更にイギリスのユーチューブから電気代を抑える術を学びます。
20 Ways To Save Electricity at Home (自宅で出来る電気の節約方法20)
自宅で出来る電気の節約方法20を学びます。チャンネルのネーミングがいいですよね。1ペニーを節約という感じで、塵も積もれば山となるという事を意味しています。(英語の解釈が違っていたらすみません)
このチャンネルはUKですので、英語です。なのでノーマルスピードだとついていけませんが、ユーチューブは便利です。字幕も表示出来ますし、スピードも0.75倍でゆっくり聞けます。英語のお勉強にもなりますので一石二鳥です。
一番節約すべきは時間(時間は無限ではなく有限であり、時間の節約が色々な事をする時間を作ってくれます。)ですので、英語の勉強をしながら節約も勉強できるので得した気分です。興味がある事だと、拙いスキルではありますが、なんとなく理解できるのが不思議です。
1個目・電球を最適化する
電球の数をまずは最適化します。使わない時は電源は切る事は当然として、電球の個数も見直しが必要です。更に自然光はお仕事にも最適ですので、極力自然光を使うようにしましょう。
これは当然の事ですね。自分も月120kwh以下の電気代で暮らしていますが、朝電気を付ける事はありません。朝は朝日で充分明るいです。
コロナ禍で働き方が変わり在宅勤務をされている人も多いと思います。在宅勤務の悩みは明かりです。午前と午後で日の向きが違うので、自然光の調整は難儀をしますが、自然光で生活すれば当然電気はかかりません。
電気の個数を減らすのも古典的な手段ですが、効果は大きいです。日本でも4本の蛍光灯を2本にする節約術がありますが、イギリス人の人も同じ発想です。
2個目・明かりをLEDに交換する
電球をLEDに交換をします。初期費用は高いですが、電気使用量が70%程度下がりますので、長期間使う事でコストバランスが取れます。
特に屋外電球は効果的です。屋外電球は夜間つけっぱなしにする事が多いので、節約効果が高く出ます。
屋外電球という視点は見落としていました。家の中はLED化しましたが、屋外(日本だと門灯)電球は未実施でしたので、早速交換してみます。夜間も電源をつけているという視点で考えると、ウォッシュレットの便座もありますので、便座カバーをつけて冷たくても困らないようにしようと考えます。何気ない風景ですが、なんか素敵に見えます。
3個目・家電の待機状態を止める
家には多くの待機状態の家電があります。代表的なのはテレビです。パソコンや音響機器もそうですね。機種によっては、通常使用時の75%の電気量を使います。長期間使わない場合は、必ずコンセントから切りましょう。
1回1回は一寸した節約ですが、それが積み重なって大きなコスト削減につながります。まさに塵も積もれば山になるです。PENNY SAVERです。待機電力がかかる家電を考えてみます。
- ガス温水器 →止むを得ないです
- テレビ→録画予約をしていなければ切れます
- エアコン→長時間使わない時はコンセントから切れます
- 電話機→待機しないと意味がありません
- レコーダー→録画予約をしていなければ切れます
- 温水洗浄便座→便座のヒーターだけ切ります
- パソコン→バッテリー保護のためにも夜間はコンセントを抜いています。
- 電子レンジ・オーブンレンジ→タップでコントロール可能
見直してみるとまだまだ電気の節約の余地がありそうです。
4個目・賢い電源タップ(smart power strips)
電源タップというと単にコンセントを増やすと考えますが、推奨はスマートタップです。パソコン回りに使っている人も多いと思いますが、今のタップは違います。
昭和生まれですので、この考えはなかったです。不覚です。時代の進化を感じますね。
- WIFIにつなぐことで、屋外からも電源操作が可能(消し忘れ防止)
- タイマー機能(タイマーをセットし夜間は電源を切るようにセット)
1回1回は一寸した節約ですが、それが積み重なって大きなコスト削減につながります。まさに塵も積もれば山になるです。今のタップはAlexaにも対応している優れものです。
これを活用すれば、電気の集中管理が出来るので大きな節電になります。アマゾンで見たら沢山売っています。早速調べて購入します。
UKのユーチューブを見ていたらいつの間にかアマゾンもUKになっていました。戻して事なきを得ましたが、いろいろ裏で連携しているのかも。smart power stripsはお高いですが、日本では4,000円ぐらいで購入出来そうです。
5個目・洗濯物は貯める(回数を減らすため)
洗濯機は多くの電気を使います。乾燥機を使えば更に電気代を使う事になります。なので洗濯する回数を減らすののが節電につながります。
なので出来るだけ洗濯物をためてから洗いましょう。1回の洗濯にどれぐらい電気代がかかるかを知る事で、洗濯物を貯めてから洗う事が喜びになるでしょう。
これは一人暮らしならいいですが、大家族だと難しいですね。10.0kgの洗濯機でも大家族だと毎日お洗濯をされると思いますので、この節約術は実践済みですね。