【2023年秋】新電力で選ぶべきは圧倒的安価のCDエナジーダイレクト

値引き施策終了迫る・新電力会社で選ぶべきはCDエナジーダイレクト

2023年夏。落ち着いていた電気代ですが、エアコンフル稼働で8月利用分(9月請求分)は20,000円の見込みです。心がザワザワします。政府の激変緩和措置(1kWhあたり7円で2,562円割引)も9月使用分で終了しますので、安価な電気を探す旅が続きます。

7月は596 kWh使用していましたので、4,172円も割引されています。この割引が無くなると一気に電気代が上昇します。10月以降の値上(元の価格に戻る)に備え、今から電気の切り替えの検討をしておいたほうがよいです。電気は切り替えようと思っても切り替えに1-2か月時間を要します

新電力売上上位6社で選ぶ価値があるのは、東京ガスとCDエナジーダイレクト

事業者名 低圧計
2022年12月
(1000kWh)
低圧計
2023年3月
(1000kWh)
2023年3月
ランキング
40A
500kwh
東電従量電灯
比較
1位
東京ガス株式会社
923,661 1,023,390
(111%)
継続1位 価格差95%
東京電力から
切替OK
2位
SBパワー株式会社
573,725 603,698
(105%)
継続2位 価格差112%
市場連動額導入
高い・選択不要
3位
ENEOS株式会社
358,763 598,956
(167%)
3位上昇 価格差94%
東京電力から
切替OK
申込画面無
申込出来ない
4位
大阪瓦斯株式会社
(関西エリア)
468,145 563,352
(120%)
4位下降 関西電力
規制料金安価
5位
auエネルギー&
ライフ株式会社
406,086 430,230
(106%)
5位下降 価格差108%
市場価格調整額
を注視
高い・選択不要
6位
株式会社CD
エナジーダイレクト
75,048 312,697
(416%)
6位に急上昇 価格差90%
東京電力から
切替OK

2023年6月の東京電力値上げを踏まえ、各社の値上げを行っています。新電力売上1位の東京ガスも値上げされます。ただそれでも東京電力より5%安価です。

衝撃はCDエナジーダイレクトです。中部電力と大阪ガスの合弁会社で経営母体は安心です。このような大手企業は価格攻勢をあまりしない印象がありましたが、東京電力と比べて10%も安価な価格で電気を提供しています。

ちなみに売上データは資源エネルギー庁の「電力調査統計」から頂きました。



選ぶべきはCDエナジーダイレクト(対東京電力従量電灯90%)

中部電力と大阪ガスの合弁会社・CDエナジーダイレクトの電気は激安です。試しに試算をしてみました。(燃料費調整単価は東京電力2023年7月を参考)

一方で上限の無いCDエナジーダイレクト・ベーシックでんきの燃料費調整単価は、依然として6.54円とプラス(上乗せ)状態です。東京電力自由料金値上前と同一です。7月以降東京電力自由化料金プランも価格改定されますので、変更があるかもしれません。

40A・500kWh利用で試算 東京電力
従量電灯B
値上後
【調査対象】
CDエナジー
でんき
【参考】
アクアエナジー
40A基本料金 ¥1,180.96  ¥1,070.64  ¥2,244
最初の 120kWh まで単価 ¥30.00  ¥19.78  ¥23.86
最初の 120kWh まで料金 ¥3,600  ¥2,374  ¥2,863
120kWh超300kWhまで単価 ¥36.60  ¥25.47  ¥23.86
120kWh超300kWhまで料金 ¥6,588  ¥4,585  ¥4,295
300kWh超単価 ¥40.69  ¥26.38  ¥30.60
300kWh超料金 ¥8,138  ¥5,276  ¥6,120
再生エネルギー賦課金(1.40円) ¥700  ¥700  ¥700
燃料費調整単価 -¥2.95  ¥6.54
燃料費調整料金 -¥1,475  ¥3,270
電源調達等調整単価 ¥-  ¥-
電源調達等調整額 ¥-  ¥-
激変緩和措置 -¥3,500 -¥3,500 -¥3,500
電気代合計 ¥15,232   ¥13,775   ¥12,722 

40A・500kWh利用で試算をすると、約10%安価です。このプランはすごい。燃料費調整単価の計算方法が、今回の一連の値上前の数値を使っていますので、今後見直しをする可能性がありますが、東京ガスの電気同様に安価です。申込画面もホームページ上に確りありますので、ENEOS電気とは違います。

今後CDエナジーダイレクトの販売量を注視していきます。どこまで伸びていくのでしょうか。

燃料費・平均の貿易統計価格推移

燃料費は下落傾向です。やっともとの状態に戻ってきました。2023年6月に値上げ認可がされ、燃料費の基準値を86,100円に引き上げましたが、その後燃料費は下落していますので、燃料費の割引が続いています。

平均の貿易統計期間 平均の貿易統計価格 燃料費調整単価 対象月
2022年8月~2022年10月(東京電力・関東) ¥100,200 ¥12.99 2023年1月
2022年9月~2022年11月(東京電力・関東) ¥100,400  ¥13.04  2023年2月
2022年10月~2022年12月(東京電力・関東) ¥94,600 ¥11.69 2023年3月
2022年11月~2023年1月(東京電力・関東) ¥88,400 ¥10.25 2023年4月
2022年12月~2023年2月(東京電力・関東) ¥83,900 ¥9.21 2023年5月
2023年1月~2023年3月(東京電力・関東) ¥78,300 ¥7.91 2023年6月
2023年2月~2023年4月(東京電力・関東)
基準燃料価格86,100円へ引上
¥72,400 ▲¥2.95 2023年7月
2023年3月~2023年5月(東電・全エリア) ¥63,100 ▲¥4.21 2023年8月
2023年4月~2023年6月(東電・全エリア) ¥57,600 ▲¥5.22 2023年9月