リビングの室内ドアを自分で修理

リビングの室内ドアを自分で修理します

新築で家を購入して20年色々な場所が傷んできます。売主三井不動産・施工東急建設の安心感に惹かれ購入しましたが、20年経過してもシロアリにやられる事もなく、傾くこともなく建っています。

ただ20年という月日は長い。いくら確り建ててあっても色々なとこが壊れてきます。壁紙は時とともに汚れますので張り替えました。トイレのクッションフロアも汚れてきたので張り替えました。家の設備は給湯機が壊れ・コンロも壊れ・水栓も壊れと半年に一回はなんかしらの修理をしています。

今回はリビングの室内ドアが閉まらなくなるトラブルが発生です。ドアが確り閉まらないと、冷房・暖房の空気が逃げてしまい、効率がわるいので、早速修理に着手します。

室内ドアにでた不具合

不具合
押し縁ガラスドアの木枠が緩んで、ラッチ側に枠が傾きドアが閉まらなくなった

インターネットで検索すると大体が三次元調整丁番を調整してくださいというアドバイスです。最初は丁番の緩みかと思い色々試行錯誤しましたが、治らないので全体を見渡したら緩んでいる事に気が付きました。今回の不具合は丁番ではなく、木枠です。木枠はガラスを押さえつけているので、ここが緩んでくるとガラスが外れる可能性がありとても危険です。ガラスのサイズは110cm×45cmもあり、このガラスが外れたら一大事です。

木枠は釘やビズで固定されているわけでもなく、組んであるだけでした。シンプルな組木ではめてある感じです。高度な職人技・いい木材を使っていれば何十年も使える強度はあると思うのですが、建売住宅なので見た目は綺麗でも安価な集合材しか使われていません。

木は雨季には湿気を含みますが、乾燥する際に反ってしまいます。見た目ではどこが原因の反りはわかりませんが、1cmくらいの組のうち2mmぐらいしか嚙み合っておらず、ドアを外したら外れそうになりました。危険です。(写真ははめた後です)

修理方法は単純です

ゆとりがあれば、20年も使ったドアなので交換しますが、まだ使えるドアを交換する事は正直あまりにも勿体ない。緩んだのならもとに戻して固定すれば使えそうです。

  1. まずはトンカチで叩いて元の形に戻しました。
  2. 300円で購入したジョイント金具で木枠を固定します。
  3. 建具を綺麗にしてもとに戻します。

ドアを外してからわずか15分程度で完成しました。ホームセンターコーナンでジョイント金具を300円購入し、家にあった100円ショップで購入したネジで固定するだけです。

一番上の見えない箇所なので、見た目が綺麗な低頭ネジなどは購入せず手元にあるものを使います。

集合材は予想以上に固く、4cmの長いネジを最初使いましたが、固くて入らないので2.5mmの短いネジを使用しました。

ドアが無事閉まりました

見た目はごつい仕上がりになりましたが、普段は目につかないとこなので問題ありません。職人であればこのような見えない細部にも気を使うとは思いますが、自宅で自分のものなのでそこまでやる気ににはなれず、不具合が解消すればOKというスタンスです。

ここまで固定すれば外れる心配はありません。20年も毎日使っていますので、緩むのは致し方ありません。緩んだものは嵌めて固定すれば直ります。固定しただけなのですが、もう外れないという安心感を得られ満足です。