ナショナルミニマム(月120kwh以下)の電気使用量で暮らす7個のコツ

一人暮らしは電気代月平均2,600円で暮らせます

一人暮らしの平均の電気代は5,468円と言われています。年間で65,000円近い出費となります。添付のグラフは2022年地域電力からドコモでんきに変え、その後半年の電気代請求です。

色々電化製品を買いたい若い世代とは異なりますが、単身赴任中・一人世帯として、電気代が高騰した2022年でも月平均2,554円・一番電気代が高い8月でも3,541円です。一人暮らしはそれほど電気を使いません。平均値の半分に抑えられているコツを紹介します。

ナショナル・ミニマム(国が保護する最低生活電気水準・月120kwh)以下

夏場のピークでも一月116kwhで暮らしています。ナショナルミニマムのおかげで電気料金は、120kwhまでは安く設定されており、現在規制料金の見直しが進んでいますが、この仕組みは大事だと考えますので、規制料金が値上がりしたとしても、120kwhまでの料金は低めに設定してほしいです。

電気を冷暖房で使わない5月は50kwh以下と自分で驚くぐらい電気を使っていません。国が保護する最低生活電気水準と言っても、ロウソクに火をともすような状態ではありません。夜はしっかり電気をつけ、TVをみたり、ホームページを作ったり、勉強したり必要な電気は使っていますので、苦労して節約をしている感じはないです。

国も節電には積極的です。資源エネルギー庁の節電サイトには沢山の節電情報が載っていますので、調べなくてもこのサイトだけで節電術が学べます。色々な節約術をエビデンスをつけて解説されているので、勉強になります。勉強は出来ましたので。あとは実践です。



家庭の電気使用アイテム別ランキング

資源エネルギー庁作成の資料で電気使用の内訳が出ています。家庭の電気使用のうちエアコン・冷蔵庫で5-6割を占めています。このアイテムで節電を行えば家庭の電気使用量は大きく減らせます。

一方でTVやパソコンは電気使用量の5%も行っておらず、少しTVをまめに消しても電気使用量は大きく変わりません。なんでもかんでも節約は疲れますのでアイテムを絞ってやったほうがいいです。

1.エアコン対策(電気使用量1位)→朝は30分で出発

エアコンは使うと大きな電気を消費します。暑い日・寒い日に我慢をすると健康にわるので、無理は禁物ですが、基本使わないです。

朝は素早く支度をして会社に向かいます。毎朝7時に起床し7時半には家を出ます。子供の送り迎えとかがあると30分は無理ですが、単身世帯であれば、自分だけですので30分あれば十分です。

起床して水分補給をしながらタバコを一服。ここまでで5分です。歯磨きをしながら朝のニュースを少しみてから、出かける準備をします。準備に10分です。準備が終わったら10分ぐらい朝のニュースをみて7時半に出発。十分すぎる時間です。30分なので暑くても・寒くても大丈夫です。

ここで気になるのは朝食をどうするのかという点ですが、朝食は会社でデスクモーニングです。朝は軽くですので、サンドウィッチとヨーグルトジュースで終わりです。ファミリーマートの野菜ミックスサンドが毎日の朝食です。

2.エアコン対策(電気使用量1位)→使う時間をコントロール

賃貸マンションのエアコンなので安価な製品がついています。期間消費電力量は815kwhなので、単価31円をかけると、25,265円です。ただしこの試算は約9か月・1日18時間使う前提ですので、実際はその半分以下しか使っていません。なので年間のエアコンの電気代は12,000円以下です。暖房が20度で計算されていますが、20度は寒いと自分は感じます。

  1. 夏場は寝る前はエアコンのタイマーを使用しています。朝まではかけ続けません。
  2. 冬場の暖房はエアコンです。セーターを着るので設定温度は低め(21度)です。
  3. 外の空気が好きなので、エアコンよりは窓を開けている事のほうが長いです。

3.冷蔵庫は最低限のみ(電気使用量2位)

一人暮らしで沖縄に暮らしているのに家に冷蔵庫がないという人がいました。沖縄の太陽はやばいレベルですので、冷たい飲み物がないと辛くない?と素朴に聞いたらお腹をこわすからという回答でした。5年近く住まわれていましたが、冷蔵庫無しで生活をされたそうです。

お腹をこわす・・これって大事です。自分のこの話を聞いてから冷たい飲み物をあまり飲まなくなりました。家の冷蔵庫に製氷機をいれていませんので、5年間氷を使ったことがありません。

単身世帯であれば、料理好きでない限りは大きな冷蔵庫は不要です。4人家族だと450-500㍑ぐらい必要ですが、単身世帯ならそんな大きなものは必要ありません。一番小さな2ドアの冷蔵庫で充分と考えます。それでも年間の電気使用量は298kwhなので月25kwhを使用します。

自分は家電量販店で売っている一番小さい冷蔵庫は47㍑を使っています。年間電気使用量は111kwhなので月10kwhです。これで5年暮らしていますが、十分です。お茶とビールしか入れませんし、自炊は5年間一回もしていません。

4.照明器具(電気使用量3位)→家の電気は全部LED化

今の時代白熱電球を使っているのはもったいなさすぎます。白熱電球が日本で初めて作られたのは1890年・100年以上前の技術です。白熱電球という名前のとおり、電気を熱エネルギーにかえ、そのタイミングで光がでる仕組みです。電気を熱に変換させるのは多くのエネルギーを使いますので、光を取るという目的のまえに寄り道をしています。

LED電球は7Wぐらいしか電気を使いません。試しに計算をしてみると、7W÷1,000×1日3時間×19.88円(1kwh単価・ナショナルミニマムの使用量単価)×4個=1.7円しか1日に使っていませんでした。今はLED電球の単価も落ちてきていますので、LED電球はマストバイアイテムです。

お風呂はシャワーしか使いませんので、15分ぐらいしか電気は付けませんし、トイレは人感センサー付きのLED照明で、人がいない時は自動で照明が落ちます。

  1. 朝は朝日で目覚めますので、朝は電気を使う事はありません。レースのカーテンのみです。
  2. 夜も一部屋しか電気は使いません。狭い部屋ですので、台所まで明かりが漏れています。
  3. 平日は22時帰宅で深夜1時には寝ますので、一日3時間ほどしか照明は使いません。

5.給湯(電気使用量4位)→シャワーのみでお湯は張らない

お風呂は1日のリラックスタイムという考えもありますが、一人暮らしでお湯を貯めるのはもったいので貯める気にそもそもなりません。

家族がいて、一回お湯をはれば、皆が順番でさささっと入るのであればお湯も無駄になりませんが、一人ならシャワーで充分です。

6.テレビ・パソコンは使いたいときに使う

以前は家庭の電気の10%近くをを占めると言われていますが、テレビ・パソコンは省電力化が進みそんなにかかりません。

自分は32型FUNAI液晶テレビですが、電気使用量は1日4時間半見るとして、年間で54kWhです。2022年11月時点のドコモ電気は1kwh当たり18円です。年間で972円なので月81円しか使いません。この値段であれば好きなようにみても大丈夫です。

TVは面白いですが、アマゾンやYouTubeで自分の興味があるものを見ている時間の方が長いです。自分のノートパソコンの年間電気使用量は18.2kwhです。丁度テレビの3割ぐらいですので、月30円も電気代を使いません。TV同様これならいくらでも使えます。

ノートパソコンなのでバッテリー充電は60%になった段階で止めています。100%の満充電をしてしまうとバッテリーの劣化につながります。

7.家電製品は最低限のミニマム生活

物が沢山あるのは頑張った証で、沢山のものに囲まれたのが豊かさの象徴という考え方がありますが、違う考え方もあります。

50歳を超えると少し気持ちも変わってきました。家の中が極力物が無いほうがスッキリしますし、若い頃は服も沢山ありましたが、選択するのが面倒になり、7種類(毎日日替わり)あれば、十分という気持ちになっています。

消費行動の変化が自分の中で起きているのか、物というよりは体験にお金を使ったほうが楽しい事にこの年になって気が付きました。スキーも以前は滑るの優先で、宿は如何に安価で食事も気にはしませんでしたが、スキーは16時半に終えて、温泉に入って、ゆっくり美味しい食事を食べるのが幸せと気が付き、日常の買い物は我慢しスキー旅行はいい宿を選ぶようにしています。福島県のグランデコ東急はお勧めのスキーリゾートです。

なので一人暮らし用の家電製品は最低限です。

  1. エアコン(賃貸マンション備え付け)
  2. 照明(賃貸マンション備え付け)
  3. 冷蔵庫
  4. テレビ
  5. 洗濯機
  6. 電子レンジ
  7. 扇風機
  8. 電気シェーバー
  9. パソコン
  10. 携帯電話
  11. モバイルバッテリー
  12. ワイヤレスイヤホン 偽ポッツ

家電は12個しかありません。掃除機はほうきで充分ですので使っていません。

動画で解説