電気・ガス価格激変緩和対策の割引が助かる
2022年は電気・ガスの値段が高騰し辛い状況が続いていますが、ついに政府の支援が2023年2月請求から開始しました。2022年から始まる電気ガスの高騰は個人の節約で対応できる限界を超えています。
この支援策は、電気会社・都市ガス会社が勝手に値引いてくれるので申請の手間もなく楽ちんです。期間は2023年1月から9月まです。電気・ガスは翌月に検針をして前月分を請求する仕組みなので、実際は2023年2月から10月検針分が対象になります。暖房・冷房を多く使う期間もカバーされています。
電気が1kwh当たり7円・都市ガスは1㎥当たり30円の値引きなります。どれぐらい値引きされるのか早速試算してみます。最終月はなぜか割引額が半額です。
2012年比較で金額28万円増加・比率で249%できつすぎる
家計簿は人類の知恵・複式簿記でつけています。色々な家計管理法がありますが、考えるのが面倒ですので、先人の知恵を真似するのが楽です。借方と貸方が一致するので間違いに気が付きやすいですし、長い人生のお金の管理が出来ます。常に自転車操業ですので、管理しないと沈没します。
2012年は家族3人で年間の水道光熱費が187,940円でした。月15,661円です。(愛知県から神奈川県に転居した年)それが2022年は年間で467,709円になっています。金額で279,769円・比率で249%です。月次でみてみると前年同月30%増になっているのでえげつない年でした。
2023年2月電気の値引き額→766 kWh利用で5,362円
2022年2月の電気使用量は562 kWhでしたが、今年は766kWh・前年比136%です。前年の請求が18,605円でしたので、136%で25,302円までは自己責任です。家庭の生活環境が変化すると、節電では対応が出来ない時があります。
政府の電気支援のおかげで1kWhあたり7円の割引がありますので、割引されて実際は20,918円です。値引き前は26,280円でしたので、20%割引相当でした。
電気の値引き額見込み→9か月合計で29,586円
計算方法は簡単です。利用量に7円を掛け算するだけです。昨年の電気利用量を確認してみました。
- 2023年2月検針分・766 kWh×7円=5,362円(使用量・前年比136%)
- 2022年3月検針分・531kwh×7円=3,717円予定
- 2022年4月検針分・436kwh×7円=3,052円予定
- 2022年5月検針分・352kwh×7円=2,464円予定
- 2022年6月検針分・342kwh×7円=2,394円予定
- 2022年7月検針分・427kwh×7円=2,989円予定
- 2022年8月検針分・567kwh×7円=3,969円予定
- 2022年9月検針分・588kwh×7円=4,116円予定
- 2022年10月検針分・435kwh×3.5円=1,523円予定
9か月間で電気代割引額が29,586円見込みです。とても助かります。国のモデルケースでは400kwh利用としていますが、夏場・冬場はそれを超えている人も多いと考えます。
2023年2月都市ガスの値引き額→82㎥利用で2,460円
2022年2月の都市ガス使用量は60㎥でしたが、今年は82㎥・前年比137%です。前年の請求が8,542円でしたので、1.34倍で11,674円までは自己責任です。実際の請求は12,656円でしたので1㎥あたり30円の割引のおかげでほぼ前年同一という感覚です。
ガスの値引き額→9か月合計で12,765円
電気代の高騰に気持ちがいきますが、ガス代も高騰しています。2021年の年間使用量は年間で614㎥で79,537円でした。2022年はの年間使用量は年間で646㎥で104,128円です。同じ使用量で計算すると前年比で124%の高騰です。使用量は違いますが、ガス代で前年から24,591円も負担が増えていました。
- 2023年2月検針分・82㎥×30円=2,460円
- 2022年3月検針分・77㎥×30円=2,310円
- 2022年4月検針分・65㎥×30円=1,950円
- 2022年5月検針分・62㎥×30円=1,860円
- 2022年6月検針分・51㎥×30円=1,530円
- 2022年7月検針分・29㎥×30円=870円
- 2022年8月検針分・30㎥×30円=900円
- 2022年9月検針分・34㎥×30円=1,020円
- 2022年10月検針分・35㎥×15円=525円
9か月間でガス料金割引額が13,425円の見込みです。2023年2月請求分は、政府の電気支援のおかげで1㎥あたり30円の割引がありますので、割引されて実際は12,656円です。値引き前は15,116円でしたので、16%割引相当でした。電気代が20%相当なので電気代より割引率・額ともに低いです。
浮いたお金で節電商品を購入
電気・ガスの割引で40,000円を超えます。とても助かりますが、そもそもの電気ガスが高騰していますので、その対策商品を購入します。節電には限界がありますので、そもそも安価な電気プランへの切り替えもマストです。
- 隙間テープ(木製ドアの隙間風を防止。100円×5個で500円)
- 2重窓の為の材料(プラスチックダンボールとレールで3,000円)
- スマートタップ(待機電力をカットする為のタイマー付き。3,000円)
熱は窓から半分以上逃げていきます。窓から熱を逃げていくのを防止する事で、暖気維持ができますので、エアコンの節電につながります。部屋が寒くなるとエアコンは常に全力で動いてしまいます。(日本建材・住宅設備産業協会のイラストより)