ENEOS(エネオス)のモバイルエネキーが秀逸
2年に1回の車検はENEOSのお世話になっています。JALマイラーとして特約店でマイル2倍は外せず、高額出費の車検はENEOS一択です。
そんなENEOSから2022年7月モバイルエネキーという新たなアプリサービスが開始されました。今までの「ハイオク満タンで」終わっていた時代から、セルフガソリンスタンドで少し面倒になり、アプリの力でその面倒な作業が簡素化されました。しかもお値引きの嬉しい特典つき。そんな便利なサービスを紹介します。
燃料油価格激変緩和補助金が無ければレギュラーは216円
ガソリンを入れるタイミングでは既に値引き済みのため、実感が薄いですが燃料油価格激変緩和補助金のおかげでガソリンは安価になっています。2022年6月には最高値の215.8円を記録していましたが、政府の補助金のおかげで174.9円の負担で済んでいます。ただそれでも高い。ハイオクは更に10円増しです。
2023年9月までの時限措置ですので、補助金が無くなりことに備えて1円でも安くしたい。1-2円の割引であればエネキーが可能にしてくれます。資源エネルギー庁の資料をみると2023年1月以降も補助金は継続されますが、毎月補助額が減少していきます。
ENEOS(エネオス)とは
大手石油元売り会社で日本で1位・売上高10兆円を超える巨大企業で、2位の出光興産を圧倒的な売り上げで引き離しています。サービスを維持するのには企業体力が重要です。その点ではENEOSが一番です。
ガソリンスタンドではPAYPAYが使える農協系SSに地域応援キャンペーンの時のみ向かいますが、それ以外はENEOS・EneJetがお得です。洗車も何気に安価です。日石の頃は高いガソリンスタンドというイメージがありましたが、セルフガソリンスタンドのEnejetの頃から安価となり、色々な場所にあるので使いやすいガソリンスタンドになりました。
JALカードの特約店なのでマイルは2倍貯まります。8,233円給油して164マイルと2%還元です。マイルは実質2円相当になりますので、4%相当の還元力です。
セルフガソリンスタンドの面倒な点
月1-2回ガソリンスタンドに行きますが、一寸面倒です。車を停車させて、お財布をバックから取り出して、クレジットカードを抜き取ります。クレジットカードはQuickPAYにすればいいのですが、それでもスマホを持ち出さないといけません。
それを解消させるために、車のカギにクレジットカード情報を読み込んだキーホルダーで決済を可能としてエネキー(EneKey)が開発されました。車のカギに付け置けば、それだけで決済できる便利さに惹かれ、すぐ登録をしましたが、それでも面倒な作業が残ります。
- タッチパネルで給油量の選択(満タンとか)
- タッチパネルで油種の選択(ハイオクとか)
毎回同じ作業で「ハイオク満タン」の決まり文句のようなものです。音声認識してほしいとこですが、ガソリンスタンドは幹線道路沿いも多く、雑音でエラーがおきそうです。
モバイルエネキーが「ハイオク満タンを」QRコードで表示
特に冬場は一刻も早く給油を終えたいですが、スマホにモバイルエネキーをインストールして設定する事で、ハイオク満タン・決済を同時にやってくれます。
あとは物理的にガソリンを給油するだけです。便利な時代になりました。スマホにインストールする事で、車のキーのEneKeyを外すことが出来たので、少しすっきりします。
ポイントも同時に付与
ガソリンを給油する事でポイントも付与されます。ただしポイントの付与率は渋めです。2㍑の給油で1ポイントしか付与されません。ハイオク168円×2人で336円に対して1ポイントなので還元率は、約0.3%です。渋すぎます。おまけ程度に考えておいたほうがよさそうです。
ただしJALマイラーは特約店として100円で2マイル貯まりますので、モバイルエネキーにJALカードをセットしておけば安心です。JALカード以外にもお得にポイントが貯まるカードは沢山あります。交通系のJAL・ANA・VIEWに加えて、LEXUSカードも優遇されています。
アプリ会員用の割引クーポンが熱い
近年ガソリン単価は上昇傾向です。なんでも高いので疲れてしまいますが、値引きクーポンを見つけると自然と体が喜ぶようになってしまいました。アプリ上でフォローしたガソリンスタンドから、ガソリンの割引クーポンや洗車割引クーポンが届くようです。ガソリンは50-90㍑ぐらい入りますので、5円引きでもトータルにすると大きな割引額になります。フォローできるお店は最大5店舗です。実際に最大5店舗をフォローしてどれぐらいクーポンが来るのか試してみます。
モバイルエネキーで洗車代も割引
モバイルエネキーは洗車のタッチ画面にも利用が可能です。QRコードを表示させて、洗車機の操作画面に読み込ませれば、モバイル会員としての単価が適用されます。洗車サービスはガソリンスタンドによって価格は違いますし、割引を提供していないスタンドもありますので注意は必要です。
モバイルエネキーを作ったら、1回洗車機で使ってみる事をお勧めします。冬の洗車は修行です。寒い中でとても水洗いは出来ません。
今回モバイルエネキーで洗車代を決済したらシャンプー洗車定価500円が350円で3割引きになっていました。
モバイルEneKeyの始め方
既存のEneKeyを持っている人であれば、アプリをダウンロードしてEneKeyに記載のある一意のIDを登録する事で利用が可能です。
一方で新規でを使う場合は、店頭に行ってクレジットカードの登録から開始する必要があります。ここが少し面倒な点ですが、1回やればその後の時間を節約出来ますので、給油のついでに行く価値はあります。もちろん入会金・年会費は一切かかりませんので無料で利用する事が出来ます。
QRコード決済に近いので、いずれはQRコードに進出するのか今後の展開が楽しみです。