値引施策は2024年4月末まで延長・東京電力アクアエナジー100を継続
2023年冬が始まります。。政府の激変緩和措置(1kWhあたり7円で2,562円割引)も9月使用分で終了の予定が、2023年12月末まで延長でそろそろ終わりかと思っていたら、2024年4月末まで延長され安堵しています。1kWhあたり3.5円の補助に留まりますが、500kWh使えば1,750円の割引になります。
割引が延長され喜ばしい事ですが、この数年は増税が続いていますので、増税を止めてほしいという想いはありますが、増税を止められる立場ではありませんので、納税するのみです。
2023年-2024年シーズンは暖冬と言われていますが、既に寒い。電気暖房のピークは1月利用で、昨年は766kWh利用しています。3.5円の割引で、2,681円になりますのでとても助かります。
アクアエナジー100の損益分岐点・冬場は燃料費調整単価がマイナス9.9円
2022年12月から2023年3月(真冬期間)の電気利用量は、648+766+595+479kWhなので、月平均が622kWhです。今後アクアエナジーを続けるか600kWh・政府の激変緩和措置は一時的な物ですので、割引無しで試算します。
2023年12月の燃料費調整単価はマイナス6.17円ですので、現状アクアエナジー100は従量電灯Bに対して、我が家の計算で8.7%安価です。冬場は電気を多く使いますので、300kWHh以上の単価が、従量電灯Bが40.69円に対して、アクアエナジーは30.60円ですので、アクアエナジーが安価になります。
燃料費調整単価は下落傾向です。冬場は電気を多く使いますので600kWhの利用であれば、従量電灯とアクアエナジー100の損益分岐点は燃料費調整単価がマイナス9.9円になります。
40A・600kWh利用で試算 | 東京電力 従量電灯B |
東京電力 アクアエナジー100 |
40A基本料金 | ¥1,180.96 | ¥2,280 |
最初の 120kWh まで単価 | ¥30.00 | ¥23.86 |
最初の 120kWh まで料金 | ¥3,600 | ¥2,863 |
120kWh超300kWhまで単価 | ¥36.60 | ¥23.86 |
120kWh超300kWhまで料金 | ¥6,588 | ¥4,295 |
300kWh超単価 | ¥40.69 | ¥30.60 |
300kWh超料金 | ¥12,207 | ¥9,180 |
再生エネルギー賦課金(1.40円) | ¥840 | ¥840 |
燃料費調整単価(2023年11月) | -¥6.17 | – |
燃料費調整料金 | -¥3,085 | – |
電源調達等調整単価 | ¥- | – |
電源調達等調整額 | ¥- | – |
激変緩和措置(マイナス3.5円) | ||
電気代合計 | ¥21,331 | ¥19,458 |
燃料費・平均の貿易統計価格推移
燃料費は下落傾向です。やっともとの状態に戻ってきました。2023年6月に値上げ認可がされ、燃料費の基準値を86,100円に引き上げましたが、その後燃料費は下落していますので、燃料費の割引が続いています。東京電力の燃料費基準価格は86,100円なので、想定より平均の貿易統計価格が安価な為、割引が続いています。
平均の貿易統計期間 | 平均の貿易統計価格 | 燃料費調整単価 | 対象月 |
2022年8月~2022年10月(東京電力・関東) | ¥100,200 | ¥12.99 | 2023年1月 |
2022年9月~2022年11月(東京電力・関東) | ¥100,400 | ¥13.04 | 2023年2月 |
2022年10月~2022年12月(東京電力・関東) | ¥94,600 | ¥11.69 | 2023年3月 |
2022年11月~2023年1月(東京電力・関東) | ¥88,400 | ¥10.25 | 2023年4月 |
2022年12月~2023年2月(東京電力・関東) | ¥83,900 | ¥9.21 | 2023年5月 |
2023年1月~2023年3月(東京電力・関東) | ¥78,300 | ¥7.91 | 2023年6月 |
2023年2月~2023年4月(東京電力・関東) 基準燃料価格86,100円へ引上 |
¥72,400 | ▲¥2.95 | 2023年7月 |
2023年3月~2023年5月(東電・全エリア) | ¥63,100 | ▲¥4.21 | 2023年8月 |
2023年4月~2023年6月(東電・全エリア) | ¥57,600 | ▲¥5.22 | 2023年9月 |
2023年5月~2023年7月(東電・全エリア) | ¥54,800 | ▲¥5.73 | 2023年10月 |
2023年6月~2023年8月(東電・全エリア) | ¥53,500 | ▲¥5.97 | 2023年11月 |
2023年7月~2023年6月(東電・全エリア) | ¥52,400 | ▲¥6.17 | 2023年11月 |
素人予測(今後もアクアエナジーでいいか)→自分はYES
2023年12月の燃料費調整単価の計算に使われる、平均の貿易統計価格は52,400円まで下がってきました。これは10年前の水準ですので、やっと安定してきました。エネルギーは安定供給が一番です。
10年前は原油1バレルが111ドルです。当時の為替レートで10,989円です。
2023年12月の燃料費調整単価の計算に使用されている原油は1バレル86.5ドルです。10年前に比べて原油は2割程度安価になっています。ただ問題は円安で円の価値が下がりドルに対して146円になってしまいました。(円安のメリットももちろんありますが、今は原油の輸入という立場で思案中)
なので原油価格が下がっていても円安の影響で、86.5ドル×146円=12,629円と10年前の15%値上となっています。
コツコツ貯蓄派なので株取引は一切せず、為替推移は普段はみませんが、25か月の移動平均でみても上昇トレンドです。引き続き燃料の調達には、為替が影響しそうと素人考えですが、自分なりの結論を出しました。2023-2024シーズンはアクアエナジー100で乗り切ます。
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