節約家は新車では無く中古車を乗り潰すまで乗るが最適解(いつかはクラウンを追いかけない)

中古車を乗り潰すのが最適解 

高度経済成長期は、頑張って働いて車は新車・家は新築が人生の喜びでした。長く働けば働くほど、安定して給与があがり、いつかはクラウンという最高級車を買う。新車のクラウンは憧れの存在でした。

ただその後、バブル経済は破綻し厚生労働省のデータをみると、平均給与は30年前よりダウンしています。これはえぐいです。この30年で増税が繰り返され、30年前の100万は今の100万円とは価値が全然違います。

いつかはクラウン。1990年に発売されたトヨタクランGS130は新車価格171万円です。当時の平均年収は452万円ですので、年収に対して38%で憧れのクラウンに到達できます。(実際は税金がかかるのでそれ以上)年収の半額以下であれば、買えない金額ではないような気がします。

2019年発売のクラウンRSアドバンスの新車価格は569万です。この30年で価格は3倍になりました。平均年収433万円の131%です。年収の半額以下の時代だからいつかはクラウンという発想は成立します。今の時代に年収超の車に手を出すことはリスキー過ぎます。

もちろん統計のマジックですので、この考え方は参考意見です。今の時代でも努力して頑張ってお仕事をしていつかはクラウンを実現されている人も沢山います。SUV人気の今はLEXUS LXになるのですかね。

身の丈にあった車を買う

身の丈にあった車を買うのが節約家に取って大事な事です。生活は車だけではありません。根性のフルローンは洒落になりません。

オートローンは高金利でローンで車を買う事は金利が勿体なさすぎます。普通預金金利が殆どつかない時代に高い金利を払うのは勿体ない。

年をとっても支出を増やさず、堅実に身の丈にあった車を買うのが大原則です。車だけではありませんね。iPhoneも価格高騰が続いています。携帯は今もXRを使っています。不具合は0です。

中古車はキャッシュアウトを減らせる

この国産車2台・ヨーロッパ車3台と合計5台乗っていますが、新車を買った事はありません。4台とも壊れる(壊れる状態近く)まで乗りました。(5台目は使用中)

  1. 国産スポーツカー👉エンジン動作不良で買替(下取10万円)
  2. ヨーロッパ車セダン👉ラジエター・ミッション不良買替(下取0円)
  3. ヨーロッパ車ワゴン👉初年度登録15年使用(下取5万円)
  4. 国産・軽自動車👉初年度登録14年使用・車検見積が購入価格と同額で廃車(下取0円)
  5. ヨーロッパ車SUV👉使用中

例えば私の例ですが、自動車本体は生涯5台購入で785万円です。全部中古車ですが、5台乗って購入の平均価格が157万円です。これを新車で買ってたとすると、本体価格のみで1,819万円です。4割ぐらいの価格で購入しています。

新車で購入すれば中古車として下取としての価値はありますが、生涯で1,000万円のキャッシュアウト(財布から出ていく事)を減らせました。

1,000万円あれば住宅の頭金としては十分ですし、子供生涯教育資金(保育所・幼稚園から大学までで1,700万円)の一部とする事が出来ます。

車を資産として保有する危うさ

車を資産としてみる考え方がありますが、自分は負債として見ています。メルセデスベンツのGクラス(ゲレンデ)とか常に人気がある車なら理解も出来ますが、多くの車はナンバーを付けただけで、市場価格は落ちます。外を走れば常に飛び石で傷が付く可能性がある動産ですので、土地とは大きく異なります。新車で購入しても一定の額での下取が保証されるわけではありません

車は楽しいので趣味性もありますが、維持の為には税金・ガソリン代・消耗品としてお金がかかります。車を維持するうえで欠かせない自動車保険ですが、車両保険は自動車保険の半額を占めます。高い新車で車を持ち続ける事は、高い自動車保険料につながります。

中古車が気軽で楽しい

マイカーは6年落ちの中古車ですが、十分満足しています。6年落ちでも綺麗に洗車をすれば、車はピカピカです。

車は価格が高騰していますが、本質は移動手段です。荷物をつんで動くという機能があれば問題ありません。あとはそのデザインが好きか否かです。2017年のお車ですが、チョロQみたいなスタイルは2023年時点でも愛らしいです。

中古車だと気軽に使えます。多少傷がついても落ち込むことはありません。(既に傷がついているので)車の先進的機能は確かに便利ですが、常に最新である必要はありません。車種によりますが、6年前のお車でも機能に不足はありません。

  1. ETC機能
  2. フロント&バックモニター(バックで駐車する時に便利)
  3. ブラインドスポットモニター(車線変更時にサイドミラーが点滅して警告)
  4. スマホとのBluetooth接続(スマホの音楽を聴けます)
  5. クルーズコントロール(運転が好きなので使ってはいません)
  6. ヘッドアップディスプレイで既に未来感あり
  7. LEDヘッドライトで夜間も見やすい
  8. 好きならアイドリングストップ機能も利用可能

6年落ちの中古車でも、走行機能に不足はなく、十分に楽しめます。であれば安価なほうがいいです。

YouTubeで解説