2023年6月以降・規制電気料金従量電灯価格ランキング

2023年6月以降の全国従量電灯価格ランキング

転勤族として20年。全国行脚中ですが、地域によって公共料金は金額が異なります。水道代ほどではありませんが、電気代も2022年燃料費の高騰で注目を浴び、全国で地域差があることが周知の事実となりました。

2023年6月規制料金の値上が認可されましたので全国の価格を確認します。客観的に自分の地域の価格を確認する事で、少し気持ちは穏やかになる事が多いです。政府の激変緩和措置(1kwhあたり7円割引)は、いずれ無くなるので計算には含んでいません

一番電力が高いのが北海道電力・一番安いのが九州電力です。大きさは北海道です。(画像はPREZOさんから引用)

2023年6月以降・従量電灯ランキング昇順(40A・500kWh)

  1. 九州電力・14,564円(基準燃料価格・27,400円・差分を自己負担中)
  2. 関西電力・14,754円(基準燃料価格・27,100円・差分を自己負担中)
  3. 中部電力・17,522円(基準燃料価格・45,9000円・差分を自己負担中)
  4. 北陸電力・18,380円(基準燃料価格・79,800円)
  5. 四国電力・18,862円(基準燃料価格・80,000円)
  6. 中国電力・19,308円(基準燃料価格・80,300円)
  7. 東京電力・19,492円(基準燃料価格・86,100円)
  8. 東北電力・19,553円(基準燃料価格・83,500円)
  9. 沖縄電力・21,976円(基準燃料価格・81,500円)
  10. 北海道電力・22,230円(基準燃料価格・80,800円)

基準燃料価格を参考にいれています。平均燃料価格がこの金額より大きくなれば、消費者の負担が増加します。今回値上げ申請をしていない、中部電力・関西電力・九州電力とは単純比較はできませんが、2023年6月時点でも燃料価格は高いため、中部電力・関西電力・九州電力は差分を被っています。特に関西電力の踏ん張りがすごい。

同じ電力を使っても電気の価格差が1.5倍あります。年間で30万円を電気代に支払う場合は30万と45万で15万円も差が出てきます。北海道エリアは寒さが厳しく、冬場の節電は命に関わりますので深刻です。

電気が安価なエリアに居住中であればそのまま規制料金でもよいと考えますが、電気料金が高いエリアにお住いの場合は、電気料金の見直しをお勧めします。



東日本の電力会社→北海道電力が高すぎる

40A・500kWh利用で試算
2023年6月値上げ後
【参考】
東京電力
アクアエナジ
北海道電力
従量電灯B
東北電力
従量電灯B
東京電力
従量電灯B
40A基本料金 ¥2,280  ¥1,496  ¥1,478.40  ¥1,180.96
最初の 120kWh まで単価 ¥23.86  ¥35.44  ¥29.71  ¥30.00
最初の 120kWh まで料金 ¥2,863  ¥4,253  ¥3,565  ¥3,600
120kWh超300kWhまで単価 ¥23.86  ¥41.73  ¥36.46  ¥36.60
120kWh超300kWhまで料金 ¥4,295  ¥7,511  ¥6,563  ¥6,588
300kWh超単価 ¥30.60  ¥45.45  ¥40.41  ¥40.69
300kWh超料金 ¥6,120  ¥9,090  ¥8,082  ¥8,138
再生エネルギー賦課金(1.40円) ¥700  ¥700  ¥700  ¥700
燃料費調整単価 ¥- -¥1.64 -¥1.67 -¥1.43
燃料費調整料金 ¥- -¥820 -¥835 -¥715
電気代合計 ¥16,258   ¥22,230   ¥19,553   ¥19,492 
A・平均燃料価格 ¥-  ¥71,400  ¥75,000  ¥78,300
B・基準燃料価格 ¥-  ¥80,800  ¥83,500  ¥86,100
C・基準単価 ¥-  ¥0.173  ¥0.197  ¥0.183
(A-B)*C/1000= ¥- -¥1.63 -¥1.67 -¥1.43

東日本エリアをみると北海道電力の価格が際立っています。燃料費の基準価格も80,800円となっており、燃料価格が高騰したらすぐ消費者負担が増えてしまいます。

中部・関西エリアの電力会社→関西電力が安価

40A・500kWh利用で試算
2023年6月値上げ後
【参考】
東京電力
アクアエナジ
中部電力
従量電灯B
関西電力
従量電灯A
北陸電力
従量電灯B
40A基本料金 ¥2,280  ¥1,188  ¥433.41  ¥1,210.00
最初の 120kWh まで単価 ¥23.86  ¥21.33   ¥20.31   ¥30.83
最初の 120kWh まで料金 ¥2,863  ¥2,560  ¥2,133  ¥3,700
120kWh超300kWhまで単価 ¥23.86  ¥25.80   ¥25.71   ¥34.72
120kWh超300kWhまで料金 ¥4,295  ¥4,644  ¥4,628  ¥6,250
300kWh超単価 ¥30.60  ¥28.75   ¥28.70   ¥36.43
300kWh超料金 ¥6,120  ¥5,750  ¥5,740  ¥7,286
再生エネルギー賦課金(1.40円) ¥700  ¥700  ¥700  ¥700
燃料費調整単価 ¥-  ¥5.36  ¥2.24  -¥1.53
燃料費調整料金 ¥-  ¥2,680  ¥1,120 -¥765
電気代合計 ¥16,258   ¥17,522   ¥14,754   ¥18,380 
A・平均燃料価格 ¥-  ¥78,500  ¥76,000  ¥70,500
B・基準燃料価格 ¥-  ¥45,900  ¥27,100   ¥79,800
C・基準単価 ¥-  ¥0.233  ¥0.197  ¥0.165
(A-B)*C/1000= ¥-  ¥7.60  ¥9.63 -¥1.53
上限越え 上限越え

北陸電力の値上げ率が39.7%と厳しすぎるとニュースになっていましたが、元々が比較的安価ですので、東日本の電力会社のほうが高いです。パーセンテージだけでは分かりません。

関西電力の基準燃料価格が激安です。平均燃料価格は76,000円なので差分は関西電力が負担しています。電気の単価も安価です。信じられないぐらいのサービスです。燃料費調整単価が2.24円で打ち止めとは夢のエリアです。

西日本・沖縄エリアの電力会社→九州電力が最安

40A・500kWh利用で試算
2023年6月値上げ後
中国電力
従量電灯A
四国電力
従量電灯B
九州電力
従量電灯A
沖縄電力
従量電灯B
40A基本料金 ¥712.67   ¥667   ¥433.41   ¥640.75 
最初の 120kWh まで単価 ¥32.83   ¥30.66   ¥20.31   ¥40.07 
最初の 120kWh まで料金 ¥3,447   ¥3,342   ¥2,133   ¥4,408 
120kWh超300kWhまで単価 ¥39.51   ¥37.28   ¥25.71   ¥45.61 
120kWh超300kWhまで料金 ¥7,112   ¥6,710   ¥4,628   ¥8,210 
300kWh超単価 ¥41.63   ¥40.79   ¥28.70   ¥47.59 
300kWh超料金 ¥8,326   ¥8,158   ¥5,740   ¥9,518 
再生エネルギー賦課金(1.40円) ¥700   ¥700   ¥700   ¥700 
燃料費調整単価 -¥1.98  -¥1.43   ¥1.86  -¥3.00 
燃料費調整料金 -¥990  -¥715   ¥930  -¥1,500 
電気代合計 ¥19,308   ¥18,862   ¥14,564   ¥21,976 
A・平均燃料価格 ¥71,000   ¥70,700   ¥72,900   ¥70,500 
B・基準燃料価格 ¥80,300   ¥80,000   ¥27,400   ¥81,500 
C・基準単価 ¥0.212   ¥0.154   ¥0.136   ¥0.273 
(A-B)*C/1000= -¥1.97  -¥1.43   ¥6.19  -¥3.00 
上限越え

九州電力は原発が稼働しているので、電力が安価です。一方で沖縄電力が高い。夏の沖縄はエアコン無しではすごせません。

動画で解説