【11-15】イギリスのYouTubeから学ぶ電気代・20の節約術

イギリスの電気代高騰は日本とは比較になりません

検索エンジンでイギリス(United Kingdom)・電力・価格・1kwhで検索すると、驚くべき検索結果が出てきます。1kwh当たり50ペンス。1ポンド160円としても半分で80円です。高すぎる。

東京電力の従量電灯料金は1kw19.88円から最大でも30.57円です。500kwhをイギリスで使ったら40,000円です。1年で電気代だけで48万円。厳しすぎます。更に読み込みます。

How much does a kWh cost in the UK? The average kWh cost of standard electricity in the UK is, as of today, 50.65 pence per kWh, according to the Department for Business, Energy & Industrial Strategy (BEIS). For gas it is 15.73 pence per kWh.

1kwh80円はコストでした。物を売るには当然利潤が加算されますので、販売価格はもう少し上です。

  • These are just the national averages. Different regions of the UK pay more or less for their energy

住む地域によって多少違うと記載はありますが、電力の単価は多少の違いがあれど、発電方法が同じなら大きな差はないと考えます。平均年収が日本とは違うとはいえ、この請求額は厳しい。

そんな状況のイギリスですが、この電気代高騰に耐える為、イギリスではどのように電気代を節約しているかのユーチューブで学んでみました。

ナショナル・ミニマム(国が保護する最低生活電気水準・月120kwh)以下

単身赴任先のデータですが、夏場のピークでも一月116kwhで暮らしています。ナショナルミニマムのおかげで電気料金は、120kwhまでは安く設定されており、現在規制料金の見直しが進んでいますが、この仕組みは大事だと考えますので、規制料金が値上がりしたとしても、120kwhまでの料金は低めに設定してほしいと考えていました。

ただ現実は規制料金プラン含めて値上げの認可申請が、地域電力会社で行われています

電気を冷暖房で使わない5月は50kwh以下と自分で驚くぐらい電気を使っていません。国が保護する最低生活電気水準と言っても、ロウソクに火をともすような状態ではありません。夜はしっかり電気をつけ、TVをみたり、ホームページを作ったり、勉強したり必要な電気は使っていますので、苦労して節約をしている感じはないです。

一方でマイホームの電気代は高騰しています。現在は燃料費調整単価がないアクアエナジー100に切り替えましたが、直近1年の電気使用量の合計は5,713kwhです。そんな電気を使用している認識はないですが、夜遅くまで起きているので電気を使っています。

朝の6時ぐらいから活動を始めて、夜の21時以降がピークを迎えます。その後26時(深夜2時)ぐらいまで電気を使っているので、この使用量になっています。

国も節電には積極的です。資源エネルギー庁の節電サイトには沢山の節電情報が載っていますので、調べなくてもこのサイトだけで節電術が学べます。色々な節約術をエビデンスをつけて解説されているので、勉強になります。

電気代は生活をする以上必ず発生する固定費に近いものと考えているので安価であればあるほど嬉しい。という訳で、更にイギリスのユーチューブから電気代を抑える術を学びます。



20 Ways To Save Electricity at Home  (自宅で出来る電気の節約方法20)

自宅で出来る電気の節約方法20を学びます。チャンネルのネーミングがいいですよね。1ペニーを節約という感じで、塵も積もれば山となるという事を意味しています。(英語の解釈が違っていたらすみません)

このチャンネルはUKですので、英語です。なのでノーマルスピードだとついていけませんが、ユーチューブは便利です。字幕も表示出来ますし、スピードも0.75倍でゆっくり聞けます。英語のお勉強にもなりますので一石二鳥です。

一番節約すべきは時間(時間は無限ではなく有限であり、時間の節約が色々な事をする時間を作ってくれます。)ですので、英語の勉強をしながら節約も勉強できるので得した気分です。興味がある事だと、拙いスキルではありますが、なんとなく理解できるのが不思議です。

11個目・隙間風を無くす(eliminate air leak to reduce draughts)

隙間風を無くすために空気漏れを無くそう。空気の換気という大事な意味もあるかと思いますが、家屋特に木造家屋は隙間風が沢山あります。

特に木製のドアは湿度でドアが反ってしまうので、多少の遊びが必要です。ただこれが隙間風の原因です。この隙間から冷たい空気が入ってきて、せっかく暖めた空気を冷やしてしまいます。heart loss is an issue.結果として暖気を逃し、電気代が高騰します。

更にペニーセイバーでは屋外から家のサーモグラフィ画像を取る事を推奨しています。言うは易しです。確かにこれで暖気の漏れがわかるかもしれませんが、サーモグラフィなんて持っていません。iPhoneサーモセンサー機能があればいいのですが、さすがにそれはついていないです。

 

日本でも昔から隙間テープという優れたアイディア商品があります。アマゾンでも沢山売っていますが、100円ショップでも売っていますので100円ショップの商品で十分です。

ただ年月が経つとボロボロ崩れてきますので、1-2年の使用が目安かと思います。

12個目・エアコンの代わりにシーリングファン使う(Using ceiling fans instead of air conditioners)

暖かい空気は上にたまり、冷たい空気は下にたまる。なので空気を攪拌すれば、温度が一定になりエアコンの節約になるという理屈です。節約以前に見た目がお洒落です。

シーリングファンで冷房時は温度設定を1℃上げると約10パーセントの節電暖房時は2℃下げると約10パーセントの節電になると言われています。エアコンは家の家電製品の中でも、電気使用量の1割近くを占めますので、ここを10%カット出来れば効果は大きいです。

ファンは扇風機みたいなものですので電気代はあまりかかりませんので安心して使えます。ただ我が家にはそんなお洒落家電はありません。Amazonで検索したらファン付き照明が沢山売っています。しかもcoolです。こんなお洒落な照明があるんだとビックリしてしまいました。費用もそれなにするので、予算を考えたうえで熟考が必要です。

お洒落家電が欲しい気持ちですが、電気代も高騰していますのでサーキュレーターで我慢します。サーキュレーターもエアコンと併用する事で、天井付近に溜まっている暖気を撹拌してくれますので、同じ効果があります。

3,000円ぐらいなので買おうかなと考えていたのですが、送風するだけならエアコンが暖房運転の時、自動でファンの方向を水平にして空気を撹拌すればいいのではと思いつきました。10万円以上するエアコンですのでそれぐらいやってほしい。そんな声に応えるかのようにエアコンのA.Iが自動で温度差を検知してサーキュレーター運転を発動する仕様でした。

今どきのエアコンってすごい。焦ってサーキュレーターを買わなくてよかったです。暖房時にファンが上を向いたり下を向いたりするので気になっていた疑問が解決出来ました。

13個目・ドアとカーテンを使う(Use doors and curtains)

カーテンとドアを活用する事で、冷気・暖気が逃げる事を抑える事ができます。

冷房・暖房を使っている部屋ではカーテン・ドアを活用してエネルギーの使用を抑えましょう。

確かに外は極寒であれば窓を閉めて、カーテンをしないと、部屋の暖気が冷やされて暖房が非効率です。日中は光を取り入れますので、難しいですが、夜は皆実践されていると思います。

単身赴任先だとカーテンはせず朝は朝日で目覚めるがルーティンなので、この策はマイホームだけにしたいと自分は考えます。マイホームはリビングの横に和室がついていて、いつも引き戸を開けっぱなしなので、たまには閉じて冷暖房の効率的な使用に取り組んでみます。

14個目・給湯機を遮断する(Insulate your water heater)

タンク式の給湯機を使っている前提ですが、給湯器を断熱材で覆う事で10%のエネルギー削減効果があります。

イラストの通りですが、我が家はガス瞬間湯沸かし器を使っていますので、この節約術は使えません。無念。

戸建てなのですが、土地が狭いためエコキュートは設置に踏み切れませんでした。エコキュートは大気の熱をヒートポンプで圧縮して少ない電力・かつ安価な夜間電力で温水を作りますのでとても経済的です。エアコンの様に空気中の熱を取り込んで温水を作るという、とてもエコな設計です。

節約につながるのは理解しているのですが、ミドルクラス製品でもメーカー希望小売価格は90万を超えています。高すぎる。実際はもう少し安価(定価の半額程度)に設置できますが、初期費用が大きすぎるので買えません。

15個目・霜取を月1回行う(Unplig & defrost your freezer monthly)

月1回は冷蔵・冷凍庫内の霜取を実施する。

これは世界共通なのだと思いました。日本でも昔から冷蔵庫の霜取は節電効果があると推奨されていました。

最近の大型冷蔵庫は霜がそもそもあまりつかないですが、昔や小型の安価な冷蔵庫だと霜がつきやすいです。単身赴任先の冷蔵庫は霜がつくので定期的に霜を取っています。掃除の一環という感じです。

霜が温度センサーなどにつくと、冷蔵庫の温度が冷えているのかセンサーが正しく作動しなくなり、常に冷やし続けている感じとなり電気を消耗してしまいます。

霜を取る時最初トンカチで割ろうと思ったのですが、冷蔵庫を壊してはいけませんので、動画の推奨通り電源コンセントを抜きました。(Unplung)その後、自然解凍を待つだけです。固体から液体になりますので、霜のしたには捨ててもいいタオルを引いておきます。簡単です。

その後は霜がつかないよう、冷気の通り道を考えながら食品を戻します。霜がついていなければやる必要はありませんが、ついている場合はマスト実施です。

動画で解説