2023年1月も東京電力従量電灯契約の燃料費調整単価は値上げ無し

2023年1月も従量電灯の燃料費調整単価は維持です

電気代が高騰しています。1年の内でエアコンをあまり使わない月ですが、533kwhの利用があり、電気代は19,991円でした。従量電灯の燃料費調整単価上限5.13円のおかげでこの金額で収まっています。

自由化料金プランのスタンダードSだった場合は、燃料費調整単価は9.72円なので差額4.59円×533kwhで2,446円余分な電気代を支払うとこでした。プラン変更は簡単です。努力をしなくても電気代を抑える事が出来るのは嬉しいですね。

2022年の8月以降の燃料費調整額推移

2022年8月以降規制料金の従量電灯と自由化料金でで燃料費調整単価の差が拡大しています。2022年9-2023年1月の5か月の差分の合計が23.55円です。この金額は大きい。単価が低いので気にされない人もいるかもしれませんが、月500kwh×23.55=11,775円です。多少ポイント還元があっても差額が大きすぎます。

東京電力の値上げ申請が12月中にされた場合は、実際の値上げは2023年5月からと見込まれます。まだ燃料費調整単価差額の恩恵を受けられますので、今からでも変更をお勧めします。

電気代が高いと嘆いても始まりませんので、変更をしないと高い燃料費調整単価を支払い続ける事になります。

東京電力が2023年1月も燃料費調整額を維持(従量電灯)

従量電灯の燃料費調整単価は2023年1月も現状維持です。一方で新料金プランは12月から更に値上げして12.99円です。2023年1月から1kwhあたり7円の補助がされますが、従量電灯との年1月から燃料費調整単価の差額で吹き飛んでしまいます。

この金額はまだ通過点だと考えます。同じ日本でも沖縄電力は1月の燃料調整単価が18.49円です。地形の問題もあり火力発電に頼らざるを得ない環境なのが大きな要因と考えられています。沖縄在住の人に聞いてみたら家族4人で月の電気代は3万円を超えているようです。厳しい。

【沖縄電力ホームページより引用】

対策と今後・東京電力の従来の従量電灯B→アクアエナジー100に変更

従来の従量電灯Bであれば燃料費調整額は上限の5.13円ですので7.86円の差があります。従量電灯Bには燃料費調整額の上限がありますが、新料金プランにはありませんので、今後も高騰する可能性があります。冬場は暖房で600kwh近く使う時もありますので、燃料費の負担差が4,716円です。同じ電気でこの価格差は受け入れがたい金額です。

ただ今後東京電力の規制料金の見直しの可能性はあります。既に地域電力会社5社が値上げの認可申請をしていますので、従量電灯に変えても2023年春以降は安心できません

おすすめは燃料費調整単価がないアクアエナジー100

東京電力の発電所で水力発電で発電したものとみなした電気の使用なので、燃料費調整単価という考えがありません。

基本料金は少しお高めですが、従量電灯Bの燃料費調整単価5.13円を今後超えてくる事を考えると、多くの家庭で切り替えるメリットがある料金プランです。

どこまで値上げが続くのか心配ですし、定期的に電気料金の見直しをするのも手間ですので、燃料費調整単価の束縛から脱出です。詳細記事はこちら


加入可能地域・契約可能者数に上限があります

まず加入可能地域ですが、関東エリアの栃木・群馬・茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・静岡県(富士川以東)のみです。日本全国誰もが申し込めるプランではありません。

またホームページに記載はありませんが、その仕組み上契約者数に上限があるものと考えます。アクアエナジー100は、水力発電所での発電量が、契約者が使う電気の量を常時上回ることをもって、水力100%の電気とみなす仕組みです。自分の使っている電気が火力電源か水力電源かは分けられないので止むを得ません。

ここで素朴な疑問がわきますよね。水力発電は水が高い場所から低い場所に流れる仕組みで発電機を回して電力を作ります。子供の頃モーターを回して電球をつける実験で学びました。自分は文系なので計算は出来ませんが、落下という位置エネルギーを電力に代える仕組みで、どれだけ電気が供給できるのかという疑問が湧きます。。水の落下エネルギーは大きそうですが、巨大なダムは作れる場所・費用も掛かると思うので、とても東京電力管内の電気を賄えるとは思えません。

東京電力の電源構成をホームページで確認したら水力発電はわずか3%でした。アクアエナジー100の電源構成は出力3万kW未満が半分ありますので、ザックリ6%がアクアエナジー100の電力として利用可能という事になると考えます。法人の方が電気を使うので単純に平均割はできませんが、100人契約者がいたら6人しか割り当てがされないという感じです。

実際は、電力使用量が少ない人は従量電灯のほうがメリットがありますので、そもそもこのプランを選択しない場合もありますので、それほど気にしなくても大丈夫かもしれません。(だからホームページにも上限数の記載がないのかも)

動画で解説