北海道スキーは別格・節約してエンジョイ
毎年3-4回の宿泊スキーに行っていますが、北海道には行ったことがありませんでした。関東圏なので、北は福島県のグランデコスノーリゾート・南は長野県の白樺リゾートまでが活動エリアです。
コロナ禍でマイルが貯まっていますので、マイルを使って北海道に行くことにしました。昨年はマイルを使い切れず1マイル2円相当の価値があるにも関わらず年会費に充当してしまいました。無料でJALカードCLUB-Aが持てるという発想もありますが、なんかもったいない使い方です。
北海道は別格でした。飛行機で向かう気持ちの高揚感・スキー場につくまでのランチ・スキー場・夜のお食事・・こんなに楽しいなら早く言っておけばよかった。来年のスキーシーズンは富良野かニセコかトマムにいこうと思いました。
ただ節約してもお金はかかります。今回は3泊4日の出費の内訳を紹介します。全て含めて一人85,000円でした。とてもリーズナブルで費用対効果が高い旅行でした。
2022年3月北海道ルスツリゾート大人2名の費用個別内訳
スキーはなにかとお金がかかります。夏の海はお金がかかりませんが、スキーはそこがネックです。項目別に費用の節約を検討していきます。普通のサラリーマン家庭にとっては手痛い出費です。
航空券は特典航空券を利用(無料)
マイルには期限がありますので定期的に使う必要があります。搭乗日の36ヶ月後の月末までなので3年が利用期限です。今回の利用で最短の期限が2023年8月になりましたので、冬は北海道・夏は沖縄でマイルが消化できそうです。
羽田空港・新千歳空港は予約利用時期によりますが、最安で8,000円から直前で40,000円ぐらいです。当初富良野スキー場を考えていたので、旭川空港を利用する予定でしたが、コロナによる減便で予約していた便が欠航になってしまいました。withコロナの時代においては欠航を見越して旅の予約を考えたほうがいいです。羽田・新千歳は便数が多く、多少欠航になっても次の便で行けるので新千歳空港利用がベストかも。
1月末に特典航空券を予約し、欠航となってのは3月です。新千歳空港に変更しようと思ったら特典航空券の枠がうまっていました。旅行をキャンセルでマイルが払い戻しされるか念のため確認でJALに電話をしたら、羽田新千歳の特典航空券を旭川から新千歳に変更可能との事。しかもJAL都合の欠航による変更なので新千歳空港使用料(270マイル×2)はサービスとのこと。なんて素晴らしいのでしょう。
羽田空港への交通費(自家用車利用・駐車場含めて10,800円)
羽田空港は大きな空港なので空港へ向かうリムジンバスが多数用意されています。自分が使う駅からの始発バスは朝の5時前から動いていますので、8時20分の新千歳行には十分乗れます。電車の方が安いですが、旅行の時は荷物があるのでバスが便利です。乗換の度に荷物を運ぶ苦労から解放されます。
ただスキーの荷物は持ち運ぶ限界を超えています。3泊4日の着替えに加えて、スキー板・スキーブーツ・スキーウェア・・長期旅行用の大きなキャリーケースにブーツを入れてもスキー板を持ち運ばないといけません。加えてバスは最寄りの駅から出ます。駅まで徒歩で13分。帰宅時の夜間に歩くのはあまりに辛い。
先にスキー板を宅急便で送る方法もありますが、コロナの感染状況が見通せず、飛行機が欠航するリスクもあるので先に送れませんので、車で向かう事にしました。
- 往路羽田空港高速料金が1,840円(なぜ首都高速は高いのでしょうか)
- 復路羽田空港高速料金が1,840円(なぜ首都高速は高いのでしょうか)
- 羽田空港直結駐車場7,120円(予約金1,000円+1日1,530円×4日分)
1泊1,530円は駐車場代としては安価です。高速リムジンバスで行けば半額で収まりますが、コロナの感染防止にもつながりますので自家用車を選択です。羽田空港の駐車場予約については別記事でまとめましたので、よろしければご覧ください。JALの上級会員には優先枠があり、繁忙期でも予約が可能です。
北海道での移動はレンタカーをチョイス(4日間で13,030円)
北海道スキーの定番は朝7時前の新千歳空港行です。この便にのれば新千歳空港に8時過ぎに到着し10時半ぐらいからスキーが出来ますが、そこまでの気合はありません。8時20分の便で新千歳空港に向かい、ランチを食べてからスキー場に向かいます。
宿泊先のルスツリゾートコンベンションには送迎バスもありますが、一人3,500円・往復で7,000円なので2人で14,000円です。ただ3日間連続でルスツリゾートコンベンションにお泊りする予算はありませんので、1泊は安い温泉宿をチョイスしています。なので動き回れる車が必要です。ガソリン代は自己負担ですが、バスの狭い乗り合いよりも車のほうが楽ちんです。また人と接しませんので感染防止にもなります。
レンタカーは楽天トラベルで予約が可能ですが、常にクーポンがある印象があります。定価借りる必要はありません。安価な小さいレンタカーを借りましたが、スキー目的が伝わったのか、コンパクトsuvであるトヨタ・ライズを借りることが出来ました。
レンタカー会社というと、ニッポンレンタカー・オリックス・トヨタレンタカーが大手ですが、お勧めはJネットレンタカーです。大手の会社の送迎バスよりしょぼい・発着が大手より遠い事が多いというデメリットはありますが、そこが我慢できればJネットレンタカーがお勧めです。
【今回のスキー旅行の道のり】総走行距離は250kmです。北海道はやはり広いです。
ランチは地元で人気の回転寿司(6,000円)をチョイスし、札幌国際スキー場(7,200円)へ
折角北海道に来たので海の幸を堪能したいという事で、地元で人気の回転ずしトリトンにいきました。関東では馴染みがないですが、ソラマチと東武池袋にもあるようです。11時20分に到着しましたが、その時点で既に10人待ちでした。駐車場で待っているとLINEでお知らせがきます。
いつもは100円寿司専門ですので、値段に戸惑いがありましたが、食べたいものを食べます。北寄貝・ボタンエビ・ウニ・ホタテと別格です。大人二人でランチ6,000円ですので、少々値がはりますが、大満足です。人気店だけあります。新千歳空港から札幌国際スキー場に向かう途中で、一旦高速をおりる手間はありますが、インターから近いのでそれほど時間のロスにはなりません。
新千歳空港から高速を活用することで、ランチに回転ずしを食べても13時半からスキーを堪能できました。当日の段取りはこんなかんじです。飛行機が満員なので荷物の受け取りはカオスですが、JGCのおかげで優先タグが付けられ、荷物が早めに出てきます。これは便利なサービスです。
- 9時55分新千歳空港到着
- 10時30分・レンタカー会社到着
- 10時50分・レンタカー会社発
- 11時20分・回転寿司のトリトン清田店に到着→12時30分出発
- 13時30分札幌国際スキー場到着・14時からスキー開始
3月末とは思えない、雪の量に圧倒されつつ、17時までスキーを楽します。午後に到着すると、朝一組の帰宅と重なるのはどこのスキー場も同じようです。入口に一番近い駐車スペースに止めることが出来ました。北海道のレンタカーはオプション料金なしで全車スタッドレス仕様です。
午後からなのでリフト券売り場に人もいません。待ち時間0分で4時間券を購入します。15時過ぎには人も少なくなり、コースによっては貸し切り状態です。17時ギリギリまで滑って宿泊地に向かいます。札幌国際スキー場から定山渓までは30分あれば余裕で到着します。
ここで大失敗をしてしまいました。札幌国際スキー場はリフト券に500円のデポジットが含まれています。終了時にカードを返却する事で500円が戻ってくるのですが、失念しそのまま帰ってしまいました。この失敗は過去何回もしているので注意しているのでが、なかなかなおりません。
1泊目は安価なホテルを活用(1泊大人2人・2食付で16,740円)
定山渓はとてもいい場所です。札幌の奥座敷の温泉地として栄えています。栄えているからこそ安価から高級旅館まで色々あります。
関東だと鬼怒川温泉では高度成長期の社員旅行需要もあり、大型の温泉ホテルが沢山あります。そんな巨大ホテルが定山渓温泉にもありました。
1泊2食付きで8,370円と安すぎます。ここであれば札幌国際スキー場で17時まで滑ったと、18時にはチェックインをして、19時のバイキングを堪能できます。スキーリゾートホテルは高額ですので、節約のためにも初日は安価なホテルを活用します。単純に安いホテルに泊まってみたい欲求があります。ここでも楽天トラベルが大活躍です。昔からネットで旅行を販売している強みか楽天限定のポイント10倍のプランがありました。
ただ安いだけあって大人気です。特に夕食のバイキングはカオスです。席に案内されるまでの待ち時間もそうですが、会場が巨大すぎて疲れます。これだけ多くの人が一度に食事をする会場をあまり見た事がありません。リピートは自分は出来ないと感じました。写真の下の部分の大きな窓がワンフロアの食事会場です。また朝ごはんもカオスです。人気の朝から海鮮丼は長蛇の列で、食事をするだけで少々疲れ気味です。
有名温泉街の巨大ホテルが1泊2食付きで8,370円。衝撃価格ですが、安さには理由もありました。ゆっくり食事という感じではありませんが、カオス感は楽しめました。
2・3泊目はメインイベントのルスツリゾートホテルに宿泊(1泊2食リフト付・¥19,994)
いよいよ北海道屈指のリゾート地であるルスツリゾートに向かいます。3月はトップシーズンではないため、リゾートホテルの価格も安定しています。春休みにぴったりです。1泊2日リフト券付きで22,300円が正規料金ですが、じゃらんのクーポン7,000円と12%ポイント還元で、実質は19,994円で宿泊出来ました。激安です。夏場は遊園地・プールも楽しめるようですが、遊園地・プールは少々小さめです。遊園地リゾートは富士急ハイランドが一番です。
朝9時に定山渓を出発して10時過ぎにホテルに到着しました。途中峠を越えますが雪嵐に遭遇しました。全く前が見えません。完全にホワイトアウト状態なのですが、地元の人は法定速度を少々超えたスピードで走行していきます。40km走行でしたが、あおられることもなく、目的地に到着しました。怖かったあ。部屋も綺麗でよかった。
人気のリゾートホテルだけあって素晴らしい滞在を過ごせました。巨大ホテルですが、上越国際や苗場プリンスほど大きくないし、人もいません。新潟・長野のスキーリゾートだと朝のチェックインが混雑しますが、そのような事はありませんでした。入口には受付の人が立っていて、荷物のお手伝いもしてくれます。
またスキー場は巨大で人が少ないので、ランチもゆっくりした気分で過ごせます。ランチの待ち時間がないのが助かります。
- 朝10時のチェックインから用意が出来ていると部屋が使えた(夕方荷物の搬入不要)
- 隣のスキー場まで道路をまたいでゴンドラでいくのが新鮮
- 夕食券はウェスティン ルスツリゾートのバイキングにも利用可
- 夜は巨大なプロジェクションマッピングを放映
- 2019年7月オープンのルスツ温泉がとても綺麗
- ルスツリゾート以外なにもなくとても静かな環境
最終日は空港で松尾ジンギスカン(二人で5,600円)
北海道と言えばジンギスカンです。日本全国どこでも食べれますが、北海道で食べるのに意味がありますので、最後に定番の松尾ジンギスカン新千歳空港店を訪問します。
ジンギスカンのセットメニュがありますので、特上ラムジンギスカンセットを頼みます。普通のラムジンギスカンセットとの価格差は200円なので特上にします。お肉は柔らかくタレも美味です。
お食事後はJALサクララウンジで休憩です。羽田空港と違い、羽田新千歳がメイン路線なので、ラウンジを出たら、目の前が羽田行きの搭乗口です。
地味にアクセスがいいのがとても便利です。年間14,300円(マイルで精算しているので自己負担は実施0円)を支払い維持しているJALグローバルクラブの特典も今回は有効活用できました。往路復路とも車の運転があるので、生ビールが飲めなかったのが残念でしたが、JALグローバルクラブでよかったと思いました。
- 羽田空港JAL優先枠で、羽田空港の駐車場が予約出来た
- 往復ともにJALサクララウンジを活用し、ゆっくり休めた
- プライオリティタグでスムーズに預入荷物が受け取れる(スキー板やブーツ等複数荷物)
- 預入荷物の容量UP(20kg追加)
2022年3月北海道ルスツリゾート大人2名の費用一覧表
3泊4日のスキー旅行で一人85,000円でした。JAL特典航空券を利用していますが、パック旅行やスキー場のホテルや食事代を抑えることで50,000円ぐらいまで圧縮する事は可能かと思います。
スキーはお金がかかりますが、いざ始まれば終日スキーですので、出費は食事代ぐらいです。北海道スキー旅行節約のポイントは如何に安くホテルを手配するかに尽きます。スキーはリフト券が高額ですので、リフト券がセットになったプランを選び定価で高額なリフト代負担を回避します。
福島県のグランデコ東急や新潟県のNASPAに宿泊してスキーを楽しんだ場合、1泊2日で大人2名で7-8万円します。3泊でこの値段であればリーズナブルです。
2022年3月27日(土) 定山渓ビューホテル ルスツリゾートコンベンション |
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往路高速 | ¥23,770 |
宿泊1泊目(定山渓ビューホテル) | ¥17,790 |
リフト1日目(札幌国際スキー場) | ¥7,200 |
リフト2日目(ルスツリゾート) | ¥10,800 |
宿泊2泊目(ルスツリゾートコンベンション) | ¥19,994 |
リフト3日目(ルスツリゾート) | ¥10,800 |
宿泊3泊目(ルスツリゾートコンベンション) | ¥19,994 |
リフト4日目(ルスツリゾート) | ¥10,800 |
昼食・夕食 | ¥23,613 |
おみやげ他 | ¥2,938 |
復路高速 | ¥1,840 |
ガソリン代(北海道内) | ¥4,845 |
レンタル(ブーツのサイズが合わず) | ¥15,700 |
合計 | ¥170,084 |
クレジットカードの明細を見ると請求が怖いですが、楽しんだのでよしとします。