マイナンバーカードを活用して節約生活を楽しもう

2016年から開始したマイナンバーですが、開始して3年経過するも浸透率は15%程度と6人に1人ぐらいしか保有が進んでいません。持っていてもメリットがないと散々な言われようですが、制度開始から使っている自分としては、それはないでしょうと感じます。。とても便利なツールです。

総務省のページをみると「公平・公正な社会の実現」「国民の利便性向上」「行政の効率化」と難しい表現がされていますが、利便性=便利なツールという目的が当初からあります。なので便利になるように基本設計がされています。一番大きなメリットは「公的個人認証サービス」です。これが出来ることで、原則平日のみしか空いていない行政機関に行くことなく行政サービスを受けることが出来ます。住民票も今までは有給休暇を平日に取得し手続きをしていましたが、今ではコンビニで夜でも取得可能になりました。

マイナンバーカードを自宅で使うための事前準備

マイナンバーカードを便利に使う為には事前準備が必要です。パソコンで作業をして申請という流れが多いので、パソコンにカードリーダーを接続してマイナンバーを読み取るのが便利です。

注意しないといけないのでが、対応するカードリーダーと対応をしていないカードリーダーがある点です。必ず公的個人認証ポータルサイトで購入予定のリーダーが対応をしているか確認してから購入してください。自分は一度間違って買ってしまい3,000円を無駄にしました。導入当初の2010年頃は上限を5,000円として税額控除が出来ました。つまり実質自己負担額0円でカードリーダーを購入出来ましたが、今はそのような嬉しい話はありませんので自己負担です。(青色申告者なら消耗品として計上可能)一度購入すれば10年使っても問題なく作動していますので、購入して損はしないと思います。メリットの方が大きいです。

2020年5月現在、android端末利用者であれば、端末をカードリーダーとしてマイナンバーカードの読み取りが可能です。ストレージの容量は消費しますが、無料で利用できるのでandroid端末保有者なら、利用価値大です。(iPhoneは仕様上開発見込みの目途がたっていません)

今はカードリーダーの価格も下がり2,000円程度で購入可能です。2,000円を出費することで自分の時間を何時間も節約する事が可能になります。時は金なり。

マイナンバーカードで確定申告が自宅で可能

マイナンバーカードに付与した電子証明書を使って自宅で確定申告が可能です。会社員でも自営業者でも確定申告をする事で、支払うべき税金を納税できます。(住宅ローン控除やセルフメディケーション税制など還付請求できるケースも多い。)

紙で提出していた時は本当に面倒でした。12月の年末調整である程度は終わりますが、年末調整にまにあわなかったり、ふるさと納税を分散して実施した年は確定申告が必要です。平日に休みをとったり、税務署がやっている土日に赴き、長い列をならんで提出。これが時間の無駄でした。また紙に印刷するのも個人にとっては負担です。家にプリンターがあったとしても、法人が使う複合機のようなスピードでは印刷できません。コンビニで印刷しても費用がかかります。

自宅でパソコンとICカードリーダーに差し込んだマイナンバーカードを使って提出。便利な時代になりました。マイナンバーカードを活用することで、「紙に出力」「原本を提出する時間」「税務署にいく往復の時間」を節約することが出来ます。これは便利です。年1回の頻度ですが、確定申告は一大イベントです。帳票を作成するだけでもヘトヘトになりますので、提出が楽になるのは大助かり

eTAXのここが便利

マイナンバーの電子証明を使用したeTAXの便利な点は何個もありますが、実際に数年使用してみて便利だなと思う点をまとめて紹介します。もう紙での申告の時代には戻れません。一番大きいのは時間の節約です。お休みの大事な時間を節約できるメリットはとても大きいです。

税務署に行かなくていい

税務署にいくのは大変です。基本平日しかやっていません。転勤族のため各地の税務署にはいきましたが、確定申告の時期はどこも大混雑。首都圏の税務署は駐車場の台数が少なく、そもそも車でいくと駐車場難民になります。無事止められた後も庁舎内は大混雑。提出するにも列に並ぶ必要があります。しかも提出時、自分の控え用として自分の分も印刷して持参しないといけません。

税務署に馳せ参じる往復の時間・待ち時間等なんだんかんだで3時間程度は取られます。提出するだけで3時間は時間がもったいない。もちろん郵送も可能ですが、年1回の申告で確り受理されたか確認も必要なので持参します。ただせっかくのお休みの日は家で休みたいです。確定申告時の税務署はディズニー並みの混雑度です。

面倒な紙での提出が不要

eTAXを利用することでコピーが面倒な添付書類の提出を省略する事が出来ます。特に多くの人が活用している医療費の領収書やセルフメディケーション税制の医薬品の領収書を添付しなくていいのは大変助かります。年間で10万円近く医薬品を購入しているので集計するだけでも一苦労です。提出する際は控えをとる性分ですので、これをコピーする手間は膨大。医薬品のレシートは長さが違うので並べて全部スキャンしても2時間はかかりそうです。もちろん税務署から求めがあれば提出が必要なので保管はしていますが、申告時に提出不要のメリットは大きいです。

還付が早い

紙で提出していた時代のスピードを忘れてしまいましたが、eTAXを利用してから毎年3週間以内に還付がされています。多くの人が申告しとても忙しい時期とは思いますが、スピーディーに還付されます。なんでもスピードは大事ですよね。

マイナンバーカードでコンビニで住民票等が取得可能

住民票や戸籍や印鑑証明が必要な時は大体が人生の一大事に遭遇していることが多い。車や家を買う際の印鑑証明等証明書以外で忙しい時が殆どです。そんな時に平日役所に行く暇はありません。

電子証明書が付与されたマイナンバーカードを使用することでコンビニで住民票が取得できます。戸籍も取得可能です。

コンビニで取得可能な証明書

毎日6時半から23時まで取得可能です。日本全国何処のコンビニでも希望の証明書が取得できます。以前は郵送で申し込んで、郵送で返送されるのを待つというアナログな手法でした。必要な時は既に困っている状態です。その時になって困らないよう、マイナンバーカードは公的個人認証をいれて保持するのがベストです。

  • 住民票の写し
  • 住民票記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 各種税証明書
  • 戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書)
  • 戸籍の附票の写し

マイナンバーカードで速やかな特別定額給付金の申請が可能

2020年・新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として家計支援目的で一人10万円が支給されることが決定しました。国民の利便性向上を目的としたマイナンバーカードの登場です。自宅には申請書が送付されてきますが、申請書の発送には時間がかかります。

マイナンバーカードがあれば、特別定額給付金申請書の到着を待つことなく申請が可能です。経済対策はスピードが大事です。早速申請を試みますが、まずはマイナンバーカードの有無等の質問がありました。手続きは簡単です。時間も20分ぐらいで完了しました。

まさかここでマイナンバーカードが活用されるとは思いませんでしたが、国民の利便性向上は間違いないですね。紙申請より明らかに便利です。

特別定額給付金申請手順

  1. マイナポータルへアクセス(検索エンジンでぴったりサービスを検索でも申請可能)
  2. 特別定額給付金の申請を選択(ぴったりサービスに遷移)
  3. 自分の郵便番号を入力し、特別定額給付金を選択して申請
  4. システムチェック(マイナポータルAPのインストール有無)
  5. マイナポータルAPがインストールされていない場合はインストール
  6. マイナンバーカード・署名用電子証明書暗証番号・カードリーダの有無確認→すべてYES
  7. メールアドレス・電話番号・連絡先等を手入力
  8. 申請者情報を入力(マイナンバーカード情報を転記可能・クリックするのみ)
  9. 同居の家族の名前を入力(家族のマイナンバーは不要)
  10. 口座情報入力と口座の画像データをアップロード
  11. マイナンバーカードを使い電子署名を付与(クリックしてパスワードを入力・5秒程度で付与
  12. 提出(提出後控えをダウンロードかメールで受信可能

パソコンが自宅にない人も多いのでスマホでも申請が可能です。ひろりんはパソコンから申請をしています。確定申告や他の行政手続きをする際は、入力する項目も多いのでパソコンの方が楽です。若い世代の人はスマホの方が得意だと思うので好きなほうで対応できます。

パソコンの場合ブラウザはMicrosoft Edge・Internet explorerやGoogle Chromeから選べます。いつもはChromeを使用していますが、行政手続きはInternet explorerが推奨されることがとても多い。どのブラウザでも動作保証はされていますが、Internet explorerを使うことにしました。Microsoft Edge・Chromeでも動作保証はされていますので好みの問題です。

ちなみにeTAXではMicrosoft Edge・Internet explorerしか使えません。

今回申請が完了すると申請の控えを受領出来ます。受領の控えを見たら同居人の申請情報の続柄・生年月日がブランクでした。入力漏れをしてしまったのかと焦りましたが、再確認してみたらそもそも情報を入れる場所がありませんでした。名前のみ入力でした。ふう。一安心です。申請の控えが頂けるのはいいですね。2020年5月8日に申請できたのもカードが手元にあったおかげです。