日本の所得税制度は、源泉方式サラリーマンであれば前もって税金が課税されます。当然年末に実際の所得をもとに所得税を計算し、源泉されてた分(前もって徴収されてた分)との差額を精算します。
サラリーマンだと会社がやってくれるけど、それを見直したりしてますか?人事課、経理課の人も完全ではありません。しっかり自分でチェックしましょう。一部上場企業でも間違える時は間違えるよ!
源泉徴収票
これがないと当然始まりません。年末に会社に申告した分が1枚の票にまとめられています。これで全て決まります。確定申告が始まる2月中旬前には貰えます。
支払総額
最初に、1月から12月までの給料明細を用意します。明細書の中の課税支給額計の12月分の合計が源泉徴収の支払総額と一致してるか確認しましょう。当然ボーナスも含みます。合ってるのが当然です。ここが間違ってるようじゃ、まずいですねえ。(交通費などは含まれません。除くパート、派遣)
給与所得控除後
収入と所得は税法上は別物です。収入から所得税を出す為に所得を計算する必要があります。自営の場合、経費に計上して所得を圧縮できますが、サラリーマンは何処までが経費か計算が出来ません。それゆえ一律に経費を認めようという、ありがたくもあり、迷惑でもある制度です。収入額に基づき経費扱い(所得控除)できる金額は違います。年収が500万であれば、20%分つまり100万に54万を足した金額、154万円が経費という事になります。で346万が課税所得の基本になります!
所得控除額の合計
上で計算した金額から更に経費として計上できます。(控除できる)。代表的なのは(大切なのは赤)雑損、医療費、社会保険料、生命保険料、損害保険料、寄付金、障害者、老年者、寡婦、勤労学生、配偶者、配偶者特別、扶養、基礎控除などです。控除できるものはバンバン控除して所得を圧縮しましょう。これは納税者の当然の権利です。
最終チェック
ここまでくれば後は簡単です。課税所得から控除できるものを引いて、最終的な課税所得を計算します。あとはそれに見合う税率をかけて、税金を計算してあってれば何もする必要はありません。