東京電力の延長保証サービスがすごい

東京電力の延長保証のサービスレベルが高い

2022年9月、電気規制料金従量電灯Bの燃料費調整単価が5.13円に達しました。自由化料金プランの燃料費調整単価は2023年1月には12.99円にまで上昇しますので、差額は7.86円です。1kwh7円の補填で何とかしのげるレベルです。

それに伴い、東京電力含む電気料金の話題がニュースにも流れる様になっています。

電力自由化が進みましたが、燃料費調整単価が上昇し、結局は規制料金プランがいいという異常な状態になり、電気代高騰につい目が行ってしまいますが、電力自由化で自由な競争が促進されたことで、考えもしなかったサービスを電力会社が提供するようになりました。それが家電補償サービスです。

ネット通販で家電を買って配送設置を行う事が一般的になりましたが、大手家電量販店では提供をしている延長保証がついていないケースがほとんどです。延長保証がついていないと、故障が心配で大型家電の購入になかなか踏み込めませんが、保証は個人で契約する事も可能です。

ネット通販と実店舗の価格差（18畳エアコン）

三菱電機のフラッグシップモデル霧ヶ峰FZは高くて庶民には手が出ませんが、セカンドモデル（Z）でも家電量販店で買うと工事費と保証がついて26万円もします。それがネットで商品を購入して、自分で設置業者を手配すると保証はメーカー保証の1年のみですが、16万円と10万円もの価格差がでます。ダイキンエアコンは高くて手が出せません。

消費者目線で見ると延長保証の有無のみで10万円です。もちろん家の近くの店舗で買ったほうが、最初の配送設置が早い・実物をみれるという安心感はあります。またお店が近くにあるとなぜか安心感もあります。大型家電（エアコン・冷蔵庫・洗濯機）は壊れた場合、多くは出張点検・修理となるので、保証がないとその時点で出張費の自己負担は確定となり、延長保証に加入しないのは、壊れた時の負担が大きすぎます。

大型家電の保証費用ですが、ネット通販のショップによっては保険会社の代理店として延長保証をその商品毎に販売しているケースもあります。10年保証だと12,000円から15,000円が相場です。家電量販店との価格差から考えると安価ですが、商品自体が最安値ではない事も多く、最安値を追及するひろりんとしては、購入には踏み切れません。そもそも単品の商品保証で15,000円は高いという認識です。

エアコン故障時のメーカー修理費用

三菱霧ヶ峰のサイトにはエアコンの修理代金の相場説明があります。簡単な修理で1万円・重大な修理だと7万円以上する事もあります。新品に代替えしたくなりますが、簡単に大型家電は買い替えができませんので、修理して使い続ける必要があります。

延長保証を単独で後から加入するという選択

大型家電の高額な修理費の負担を懸念して、延長保証がある家電量販店で大型家電は買いがちですが、延長保証は、商品購入後でも単独で加入する事が可能です。延長保証は今に始まった商品ではなく、動産総合保険の一種として以前からありました。安価を求め延長保証がない事が多いネット通販で購入する人が多くなり、単独の延長保証の注目度があがっています。

延長保証を単独で提供している会社比較

延長保証の元の考え方は動産総合保険です。保険会社が保証を引き受けていますので安心して加入が出来ますが、あくまで民間企業が行っているサービスです。会社の経営方針・経済情勢等でいつ中止になるかもしれませんので、大手企業が実施しているサービスに加入するのが安心です。

Yahoo!プレミアム会員特典・修理補償金

大型家電には通常メーカー保証が付きます。1年目は製造メーカーの保証がある事を考えると、保証期間の3年と記載がありますが、実際は2年です。ネット通販を安心して購入するための保証は充実していますが、修理保証としてはあまりに短すぎます。特に大型家電で3年は短すぎます。更に年間の上限も45,000円なので、故障の症状によっては上限を超えてしまいます。

Yahoo!プレミアムは加入する事でYahoo!ショッピングの還元率があがるので、もともと加入をしていますが、延長保証としてはあくまで気持ち程度のサービスの一つと考えたほうがよさそうです。

この手の保険に加入する時は、上限（通算限度金額）の確認を忘れてはいけません。上限額を設定しておかないと、保険を引き受ける会社は無限に責任を負わないといけなくなり、保険料があがってしまいます。上限は不便ですが、安価でサービスを提供するために受け入れざるを得ません。

東京電力・家電修理サービス（エアコン・冷蔵庫・洗濯機）

エアコン・冷蔵庫・洗濯機の3品のみですが、保証期間は10年・緊急時も電話で24時間365日受付可能。通話無料ダイヤルで安心して電話できます。困った時は、TEPCOホッとライン0120-609-105にかけて音声ガイダンス後、2番です。この3つは住宅設備として欠かせなく、且つほとんどの世帯にある必需品で、修理が発生した場合、その費用が高額です。

1年はメーカー保証なので9年・108か月×300円＝32,400円で延長保証を付けられます。我が家はエアコンが3台・冷蔵庫洗濯機は1台なので5台の保証。1台当たり6,480円です。

ネット通販の単品10年保証だと12,000円から15,000円が相場という事を考えると半額以下です。しかも引き受け条件が驚きです。

重要事項説明書には修理は現物給付（修理サービスの提供）で行われると記載があります。修理が可能でも、再調達価額を上回る場合は、同型または同型同等の未使用品が提供されます。火災保険のように、一部損認定で未修理でも現金として受け取りが出来るのとは違うようです。消費者としては壊れたものが修理出来れば助かりますので、全く問題ありません。

一方で対象とならないケースもあります。保証が受けられないケースは事前に理解してから加入をしたいので全部確認しました。細かくて疲れますが、通常に使用した自然故障発生の損害であれば対象となる事が理解出来ました。34項目全部読むのに1時間かかりました。ふう。

1. 地震・噴火・津波によって生じた損害→故障ではない
2. 台風、暴風雨、豪雨等によって生じた損害→故障ではない
3. 風、雨、雪、雹(ひょう)、砂塵(じん)等による損害→故障ではない
4. 火災、落雷、または破裂・爆発によって生じた損害→故障ではない
5. 航空機の墜落、車両の衝突等によって生じた損害→故障ではない
6. 建物の外部からの物体の衝突等によって生じた損害→故障ではない
7. 盗難によって生じた盗取、損傷または汚損→故障ではない
8. 水ぬれの破損もしくは詰まりにより生じた漏水、放水等によって生じた損害→故障ではない
9. 電源周波数（Hz）、ガス種の変更に伴う改造、修理によって生じた損害→故障ではない
10. 保険の対象に付属する配管の凍結によって生じた損害→故障ではない
11. 騒擾（じょう）、およびこれに類似の集団行動によって生じた損害→故障ではない
12. 核燃料物質で生じた損害→故障ではない
13. 機械・設備・ソフトウェア・ネットワーク等における日時認識エラーが原因で生じた損害
14. 異物の混入、純度の低下、化学変化、質の低下等の損害→故障ではない
15. 温度、湿度の変化または空気の乾燥、酸素の欠如によって生じた損害→故障ではない
16. 保険の対象の欠陥、自然の消耗もしくは劣化→故障ではない
17. 通常生じ得るすり傷、かき傷、塗料の剝がれ落ち、ゆがみ等→故障ではない
18. 触媒（ばい）、溶剤、冷媒（ばい）、熱媒（ばい）に準ずる物のみに発生した損害
19. 消耗部品のみに発生した損害
20. 外装部品、製品本体外の設備部品等の付属部品のみに発生した損害
21. 故意もしくは重大な過失または法令違反によって生じた損害
22. 親族の故意によって生じた損害
23. 差押え、没収、収用、破壊等国または公共団体の公権力の行使によって生じた損害
24. 作業上の過失または技術の拙劣によって生じた損害
25. 保険の対象に加工を施した場合、加工着手後に生じた損害
26. 不誠実行為によって生じた損害
27. 格落ち（保険の対象の価値の低下をいいます。）によって生じた損害
28. 自力救済行為等によって生じた損害
29. 修理費中に航空運賃が含まれている場合、航空輸送によって増加した費用
30. 法律上または契約上の責任を負うべき損害
31. 不当な修理や改造または取付けによって生じた損害
32. 詐欺または横領によって生じた損害
33. 譲渡された保険の対象に生じた損害
34. 本修理サービスが指定する修理業者等以外に修理を依頼された場合

大型白物家電のエアコン・冷蔵庫・洗濯機は商品自体が高額で、修理代金も高額になりがちです。一度買ったら10年は使いますので、安心して使える東京電力の家電修理サービスに加入する事にします。

家電の保証状況

• 給湯器・浴室乾燥 （2018年1月購入・390,000円）→補償無し（住宅設備修理サービス 対象）
• エアコン寝室（2009年3月購入・97,500円）→補償無し（家電修理サービス対象外・10年超）
• 冷蔵庫（2009年12月・123,400円）→補償無し（家電修理サービス対象外・10年超）
• エアコンリビング （2021年4月購入・122,636円）→ヤフー補償中（家電修理サービス対象）
• エアコン個室（2020年4月購入・73,476円）→ヤフー補償中（家電修理サービス対象）
• 洗濯機（2020年11月・80,903円）→ヤフーショッピング補償中（家電修理サービス対象）

延長保証の金額ですが、調理コンロ・給湯器が対象の住宅設備修理サービスが月額200円、エアコン・冷蔵庫・洗濯機が対象の家電修理サービス が月額300円です。セット価格は450円と一割引きになります。

家はガスコンロですので住宅設備サービスは給湯機の補償だけで月200円です。上限50万までが保証の対象ですので割安感があります。我が家で考えると、エアコン2台・洗濯機・給湯機と合計4台の保証で月450円です。スマホ保険が月470円であることを考えると、持ち出しリスクはない商品ですが、安価です。

エアコン・冷蔵庫・洗濯機は壊れないので保証不要という考えがある事は理解していますが、壊れた時にさささっと買い替えるぐらいお金を持っている訳ではありませんので、保証を付ける事を選択します。

お得な延長保証の方法

Yahoo!プレミアム会員特典による修理補償金保証があるので、大型家電はYahoo!ショッピングで購入をします。3年目まではYahoo!の保証・4年目以降は東京電力のサービスを利用で決定です。Yahoo!経済圏以外の住民の人（楽天経済圏・Amazon派）の人は、当初から東京電力のサービス利用がベストです。

動画で解説