モバイルWi-Fiルーターを契約するのはもったいない(MOTTAINAI)
いまから約40年前に公益社団法人ACジャパン(制作電通大阪)から食べ物を粗末にするとこに現れる「もったいおばけ」というシュールなお化けが生み出されました。このおばけのおかげで物は大切に使う・食べ物は残さず食べるという事を学んだ子供も多かったと思います。
もったいないという言葉は英語圏には無い言葉で、Wasteが近いかもと考えますが無駄という直訳のニュアンスとは異なり、物を大事にするという考えも含まれています。
日本語圏の物を大事にするという考えと英語圏のWaste(無駄)の発想でもったいないと感じた事を紹介します。
ポケットWiFiはもったいない
無料の公衆無線LANIや街中のお店でWIFIサービスが一般的でなかった時代は、出先でパソコンを使う時にモバイルWi-Fiルーターは必須のサービスでした。当時は携帯通信料金も高く、携帯でテザリングをするという発想もありませんでした。
モバイルWi-Fiルーターは通信量にもよりますが、月額利用料金が4,000円前後します。毎月の携帯料金に加えてポケットWIFIの代金と通信量が家計を大きく圧迫していました。
2022年においてモバイルWi-Fiルーターを色々な理由で保持されている人も多いと思いますが、通信会社の選択の自由であれば、モバイルWi-Fiルーターはあまりにももったいない。
携帯電話のテザリングの容量が大きくなっている、会社によっては無制限ですので、モバイルWi-Fiルーターは不要です。
公衆無線Wi-Fiの浸透でポケットWIFIの必要性が低くなっている
以前は公衆無線Wi-Fiは有料サービスでしたが、時代は変わり通信キャリア各社が無料で回線を開放しています。携帯電話会社のAUとソフトバンクも同様のサービスを展開していますが、利便性を考えるとドコモが一番です。ただあくまで街中しか整備されていませんので、キャンプ場や海・山など自然の中にお出かけする時には使えません。
【通信キャリア公衆無線Wi-Fiサービス比較】赤字はネガティブポイント
ドコモ | AU | ソフトバンク | |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
利用期間 | 無制限 | 無制限 | 90日毎 |
利用条件 | Dポイント利用者 | au PAY利用者 | 携帯電話保持者 |
利用時間 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
同時接続数 | 5台 | 1台 | 5台 |
アクセスポイント数 | 58,953ヶ所 2022年5月時点 |
100,000ヶ所以上 | 400,000ヶ所以上 の一部開放 |
そもそも無制限ポケットWIFIは高い
株式会社日本総合研究所という会社がモバイルWi-Fiルーターの市場予測を出していますが、1,000万件を手前に横ばいです。法人が社員に貸し出すケースがありますので需要はありますが、個人にとって、携帯電話とモバイルWi-Fiルーターの2台を保持する事は金銭の負担が大きすぎます。
通信契約が2本になりますので、単純に2倍というイメージです。クラウドWIFIの無制限プラン含め、過去色々調べましたが、2台持ちの金額は1台持ちには敵わないというシンプルな結論に至っています。
通信キャリアドコモ5Gギガホプレミア・楽天モバイルはテザリングも無制限
以前と違い、通信キャリアからテザリング無制限プランが発売されています。このプランが発売された当時、ついにこの時代が来たかと安堵しました。これは便利です。
当時はモバイルWi-Fiルーターも持っていましたので、金額負担も大きいうえに、物理的にも2台持ちでとても不便でした。テザリング無制限ですので、自宅でも外出先でもどこでも使えます。ドコモの通信品質が値引き債ぢ後・税込み4,980円で使い放題という夢の時代の到来です。
日本に大手通信キャリアは4社あります。ドコモ・AU・ソフトバンク・楽天です。
- ドコモは5Gギガホプレミアでテザリングも無制限プランを提供
- AUは使い放題MAX 5G/4Gがあるが、テザリングは30G上限[/box]
- ソフトバンクはメリハリ無制限があるが、テザリングは30G上限
- 楽天はUN-LIMIT VIIでテザリングも無制限プランを提供
通信高品質を求める人はNTTドコモ(7,315円)・品質にこだわりはなく安価一番の人は楽天モバイル(3,278円)と2つから選択できます。
価格差は一見2倍ありますが、ドコモには多くの割引制度がありますので、7,315円で利用している人は少ないと考えます。モバイルWi-Fiルーターが4,000円と考えれば、携帯料金が3,315円ですので、それほど高価ではありませんが、楽天モバイルがあまりにも安価なので高く感じてしまいます。
ドコモ5Gギガホプレミアに切り替えて半年・月100-200G程度利用していますが、速度制限が掛かったことは一度もなく、楽天モバイル回線や縛り無しWIFI利用時に感じていた楽天回線スキー場でつながらない・縛り無しWIFI容量が上限に到達してしまうかも問題に悩むことなく快適利用です。(楽天回線は2022年3月に解約したため、その後の改善されているものと考えます。)
2台持ちはゴミも2倍です
携帯電話などのIT機器の寿命は長くても5年程度です。モバイルWi-Fiルーターは作りがシンプルなので8年程度は持つとしてもいずれは、廃棄・ゴミとなります。2台持ちをやっていた時期もありましたが、充電管理も2倍・外出先では何処にしまったかなと探す手間も2倍です。
モバイルWi-Fiルーター機器は使用が終わったら他に利用価値がありません。携帯電話は思い出の一つなので保管しておきますが、モバイルWi-Fiルーターにはそこまで思い出はありません。
廃棄するゴミを減らす事はもったないない精神につながります。SDGs(持続可能な開発目標)が最近注目されていますが、節約家はSDGsを実践しています。