お薬の処方箋の受け取りで節約しよう

処方箋の金額は一律ではありません

体調が悪い時は誰にでもあります。インフルエンザで体調の悪い時は内科で処方箋を受け取れば、それが何時であっても、どの薬局であっても病院から最も近い場所にいくのが普通かと思います。ひろりんも長らくそのような発想で特に気にする事なく処方薬を受け取っていました。

ただ実は処方薬は受け取る場所・時間・方法よって金額が違うのです。これを知ったときは正直驚きました。健康保険を使った保険診療であっても差が出てくる。一体どう言う事なのでしょうか?同じ薬なら安価なほうがいいですよね。

同じ薬の処方を受けたのに前回と500円も違う?

きっかけはちょっとした事でした。お腹が痛いのが続いたので病院にいきました。整腸剤がなくなったので再診で病院に行った時に処方箋を受け取りました。前回30日分で2,000円でしたが、今回は同じ30日分の処方なのに2,500円でした。その時は前回の金額を覚えていなかったので気にならなかったのですが、自宅に帰ってきて初めて気がつきました。

原因は「時間外加算」でした。病院が混んでいて土曜日の13時半に薬を受け取ってしまったのです。これは知らなかったです。知識がない自分がよくないと反省しました。13時までに受け取れば500円節約できました。健保は30%負担なので、健康保険組合は1,000円を負担しています。今回のケースでいえばたった30分の差でお薬代が125%になっているのです。薬の計算方法は決まっていますので説明する義務はありませんが、ファミレスなどで22時以降は深夜料金加算10%を頂きますとメニューに書いてあるのとは大違いです。これは生活の知恵としてしっかり理解しておく必要があります。

覚えるべき処方箋の節約知恵袋

まずはお薬手帳の持参です。6ヶ月以内に同じ薬局で処方を受ける場合、お薬手帳を持っていけば薬学管理料が38点(380円)になります。持参しないと50点(500円)です。健保の30%負担で40円の差です。チョットした金額ですが、薬は同じなので安いほうがいいですね。薬学管理料は薬使用のアドバイスを頂けるものというイメージです。たまに薬剤師のかたと話し込んでいる患者さんもいますが、ひろりんは薬を貰えればいいのですぐ退散するタイプです。

次のポイントは早朝夜間休日に薬の処方を受けない事です。特に平日の19時以降や土曜13時以降や日曜日等は薬局は営業していても夜間休日等加算料を請求する時間での営業なのです。これは注意する必要があります。加算の点数は40点(400円)なので健保の30%負担で120円の自己負担です。缶ジュースが1本買えます。

時間外のお薬の処方を高額にしているのが「時間外加算」です。営業時間以外の調剤に加算されます。時間時間外加算は調剤基本料を含めた調剤技術料の100分の100が加算されます。つまり調剤料と同額が加算されるのです。これは厳しいです。診療報酬は実質国の決定ですのでどうする事も出来ません。庶民が出来ることは制度を理解することのみです。今回のケースだと調剤料が156点(1,560円)だったので、同額の1,560円が加算されていました。ふう30%負担で468円です。高すぎる。営業時間外にやっていますか?と薬局の中に人がいたのでお薬の処方を求めてしまったのが原因です。

最後は「大手の薬局」に行くことです。ほとんどの人は門前薬局といって病院の門の前の薬局にいきます。家の近くの大学病院の前にはなんと6つの薬局が並んでします。でどこにいくか考えます。どこが空いているかなあとつい思ってしまうのですが、選ぶべきは企業規模です。処方箋の1ヶ月の受付が4万枚以上のグループの門前薬局は調剤基本料が街中の一般薬局に比べて半分です。ただ大手の薬局は後発医薬品を扱っており、自分が後発医薬品を選択しなくても費用が加算されるという落とし穴があります。後発医薬品を積極的に使うことは大事な事だとひろりんは考えているので、止むなしと受け入れています。

最後は健康第一

やっぱりこの言葉に尽きますね。なにはともあれ健康。健康こそが節約の近道です。日々の運動・運動が難しければ電車や車の使用を少し我慢し歩く。健康であればお薬代はかかりません。