2022年度版・iPhone保証を見直して節約

AppleCare+が高すぎる

iPhoneは本体も高いですが、保証も激高です。10万円近い端末を買ったと思ったら、保証料も高く、持ち続けるのが大変です。ただ日本においてはApple製品の優位性は高く、つい買ってしまいます。

基本製品のiPhone13だと保証料は月額1,280円です。年額で15,360円で、他の保険商品と比べても割高と感じます。iPhone13の定価が117,800円ですので、1年の保証料の割合が、13%と一割を超えています。

200万円の車を買って年間26万円の保険料を支払うイメージです。家電量販店の延長保証は商品代の5%です。この比較が正しいかわかりませんが、スマホも家電の一つです。スマホ本体が1-2万であれば保証は不要ですが、端末代が10万を超えてきていますので、いざという時への備えは必要です。

AppleCareからの脱出→脱出先は「スマホ保険」がベストチョイス

高額のiPhoneを買った時、多くの人は念のため保証を付けると思います。日本では約半数の人がなんからの補償に加入しています。一旦契約すると、そのままになってしまい、毎月の支払いに加算される。

現状維持バイアスという言葉がありますが、一旦安心を手に入れるとなかなか解約が出来ません。解約した時に何かあったらどうしようと思う心理が働きます。それを解消する策の一つが、同様のサービスで安価な保証に乗り換える事です。保証という製品だけで比べればAppleより安価なサービスは沢山あります。

会社名 スマホ保険
→BEST
モバイル保険 スマホの保険証
保険料月額 470円 700円 900円
保証台数 1台 3台 5台
破損汚損 OK OK OK
水漏れ OK OK OK
故障 OK OK OK
盗難 OK OK OK
紛失 OK NG OK
上限額 年間通算
10万円
年間通算
10万円
年間通算10万円
紛失・盗難時は最大25,000円
自己負担額 3,000円 0円 修理費用の30%
上限10,000円
経営基盤 損保ジャパン さくら損害保険 ギア(スマホリペア業)

スマホ保険(格安SIM専用の商品)

2018年に設立されたマイシュアランスという会社が提供する商品です。聞きなれない会社ですが、損害保険大手の損害保険ジャパンの100%子会社ですので、経営基盤は万全です。既存の損害保険会社が新たな保険の形を模索して立ち上げた会社です。月額200円から加入が可能ですが、200円のライトプランは破損・汚損のみが対象ですので、心細い。スタンダードプランに加入するほうがよいです。

スマホ保険の補償内容

月額470円で、破損・汚損・水濡れ・故障・盗難・紛失のカバーが出来ます。しかも事故時の自己負担額はわずか3,000円です。AppleCareとは大違いです。

AppleCareは事故の時の自己負担は12,900円もかかります。事故の時の自己負担は低ければ低いほど保険料があがるのが、保険の常識ですが、スマホ保険は安価でありながら、自己負担が少ない作りになっています。多分AppleCareが高すぎるのだと考えます。

販売方法も直接契約も可能ですが、クレジットカード会社等代理店を通じての販売も行われています。クレジットカードも自分のお客様に変な商品は売らないと思うので、クレジットカード会社のお眼鏡に適った商品と言えます。月額470円は安い。

しかも、中古品でも契約が可能です。格安SIMを利用していること・技適マークがあることの2点をクリアすれば古いiPhoneでも保証が付けられます。ただし注意点もあります。ドコモ・AU・ソフトバンクの3大キャリアの契約者は契約出来ません。あくまで格安SIM専用の商品です。Yモバ・UQモバイル・楽天・povo・LINEMOは契約可能です。



モバイル保険(月額700円で3台保証可能)

月額700円ですが、デバイスを3台の保証を付けることができるのが、モバイル保険です。最大の売りは自己負担額がない事です、Applecareであれば3,400円~12,900円の自己負担が発生しますが、この会社であれば発生しません。

運営はさくら少額短期保険株式会社が実施していますが、さくら損害保険株式会社の100%子会社です。新しい損害保険会社ですが、損害保険会社が出資していますので安心して契約できます。

モバイル系の保険は全て同じように見えますが、前述のスマホ保険とは違う点があります。それは紛失事故は対象外という事です。スマホはモバイルデバイスですので、紛失のリスクに常にさらされています。iPhone・android端末を探す機能はありますが、損害を受ける可能性は常にあります。このリスクをどう見るかは意見が分かれますが、偶然による紛失事故は常にありますので、自分はその保証も付けたい派です。

モバイル保険の補償内容

故障・外装破損・破壊・水漏れ・盗難が保証の対象です。紛失が保証対象外は要注意ポイントです。うっかりさんにはお勧め出来ません。免責額(自己負担額の事です・保険会社が支払い責任を免れるという意味)が0円はとても魅力的ですが、紛失事故が担保されないのが少し気になります。

保険金額は10万円ですので、保証としては十分です。しかも補償開始月の保険料は無料という驚きのサービスを展開しています。単純ですが、すごい発想です。

モバイル保険の注意点

最大の注意点は紛失事故は対象外である事です。重要事項説明書には確り記載がされていますので、契約前に読んでおけばよいと考えます。

また加入条件もシビアです。新規取得から1年未満か1年以上の場合は有償の補償サービスに加入中の場合のみです。この条件で、多くの人が申し込みをしたくても出来ない状態になります。

スマホの保険証(月額900円で5台保証可能)

懐かしのキャラクターです。今のスマホ世代はわからないと思いますが、石ノ森章太郎先生のサイボーグ009です。このチョイスは個人的に好きです。

スマホの保険証運営は株式会社ギアというスマホリペア事業を全国で展開する会社がしています。損害保険会社ではありませんが、スマートフォンの取扱業者として10年以上の実績があり、淘汰の厳しい業界で生き残っている企業です。スマホ保険は上限金額も安価で計算方法もシンプルなので、商品として設計が出来れば、損害保険会社以外でも運営が出来そうです。

900円で5台という安価な商品ですが、補償内容はシビアです。故障時負担額が30%・上限10,000円で設定されています。仮に修理代が30,000円なら自己負担は10,000円で保険証から20,000円支払われます。健康保険証みたいです。しかも盗難の上限が1回25,000円です。iPhoneであれば10万円を超えてきますので、25,000円を受けたとしても原状復帰が出来ません。

安価ですが、補償がシビアすぎます。ただ保険料はとても安価ですので、この保証に納得が出来るのであれば有効な選択肢になり得ます。いざという時の25,000円の出費に備えることが出来ます。

スマホの保険証の補償内容

補償の範囲は広いですが、上限額がシビアです。且つ自己負担額も30%・最大10,000円と高額です。10万円のiPhoneを紛失しても25,000円までしか支払われませんので、安価な価格で補償を確保しておきたい人向けの保険です。

動画で解説